アサカセザンヌ（1985年生、母オーマイホース）

アサカセザンヌ（1985年5月2日）は、日本の競走馬。牝馬。品種はアングロアラブで、毛色は栃栗毛。種牡馬のピツトボーイ（当時4歳）と交配したオーマイホースが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は前川ミツ。戦績は、中央平地13戦2勝2着1回、地方4戦0勝。主な勝ち鞍は1988年のアラ系4歳以上300万下。

経歴

デビュー前

元石正雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1987年）

9月27日、デビュー戦は池田賀一騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/重）に出走。馬体重は460kg。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた2戦目は、アラ系3歳未勝利（福島芝1000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で池田賀一騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く3着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた3戦目は、アラ系3歳未勝利（福島芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で池田賀一騎手（2戦0勝）。6頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

11月15日、中2週で迎えた4戦目は、アラ系3歳未勝利（福島芝1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で池田賀一騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ハイペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

11月21日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、アラ系3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で池田賀一騎手（4戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、ベニヤマショウに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

12月12日、中2週で迎えた6戦目は、アラ系3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で池田賀一騎手（5戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のスーパーインパクトに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

12月19日、連闘で迎えた7戦目は、2歳オープンのアラブ3歳ステークス（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で池田賀一騎手（6戦1勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

3歳（1988年）

1月6日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、アラ系4歳以上300万下（中山ダート1800m 晴/不良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は8戦連続で池田賀一騎手（7戦1勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

1月17日、中1週で迎えた9戦目は、アラ系4歳以上300万下（中山ダート1200m 曇/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は9戦連続で池田賀一騎手（8戦1勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

1月30日、中1週で迎えた10戦目は、アラ系4歳以上300万下のアラブ特別（小倉芝1200m 曇/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は10戦連続で池田賀一騎手（9戦1勝）。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた11戦目は、アラ系4歳以上300万下（小倉ダート1700m 晴/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は11戦連続で池田賀一騎手（10戦1勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のオテンバコマチを半馬身振り切って2勝目をマークした。

3月5日、中2週で迎えた12戦目は、アラ系4歳以上700万下（中京ダート1700m 曇/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は12戦連続で池田賀一騎手（11戦2勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

3月19日、中1週で迎えた13戦目は、アラ系4歳以上700万下（中京ダート1700m 晴/重）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は13戦連続で池田賀一騎手（12戦2勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず6着に終わった。

5月15日、中7週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた14戦目は、川崎勝良騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般A2（上山ダート1700m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月30日、中1週で迎えた15戦目は、3歳戦の新緑特別（上山ダート1700m 曇/良）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で川崎勝良騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。9着に敗れた。

6月26日、中3週で迎えた16戦目は、アラ系一般A2（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で川崎勝良騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた17戦目は、アラ系一般A2（上山ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で川崎勝良騎手（3戦0勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。