スターフォワード（2003年生、母ロストインラヴ）

スターフォワード（2003年2月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「人気者のフォワード」。毛色は栗毛。種牡馬のサッカーボーイ（当時18歳）と交配したロストインラヴが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地24戦4勝2着1回、中央障害7戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2010年の障害3歳以上オープン。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額1,800万円（45万×40口）で一口馬主が募集された。

藤沢則雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2006年）

2月25日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は470kg。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダイショウジェットに8馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月11日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、3歳以上500万下（福島ダート2400m 雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月3日、中2週で迎えた3戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

4歳（2007年）

1月21日、中6週で迎えた4戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2600m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

2月10日、中2週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

3月3日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島良太騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。

3月24日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中京ダート2300m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島良太騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のメイショウカレンを3/4馬身振り切って2勝目をつかんだ。

4月21日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で鮫島良太騎手（4戦1勝）。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場を作れず11着に敗れた。

11月18日、約7か月の休養明けで迎えた9戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のメイショウコレットに3馬身の差をつけて久方ぶりの実戦を物にした。

12月9日、中2週で迎えた10戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、4着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた11戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神芝2400m 外回り晴/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

5歳（2008年）

1月26日、中4週で迎えた12戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の舞鶴特別（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したパレスショットガンを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

2月11日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、異次元の末脚を爆発させて、最後は2着のビードラスティックに1馬身半の差をつけて制した。

2月23日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上1600万下の白嶺ステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では速い脚を使えず15着に敗れた。

9月27日、約7か月の休養明けで迎えた15戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のながつきステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

10月18日、中2週で迎えた16戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の秋嶺ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では切れる脚を使えず15着に終わった。

10月26日、連闘で迎えた17戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の観月橋ステークス（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず最後はパレスショットガンと並んで7着同着となった。

11月16日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のドンカスターステークス（京都ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は藤岡佑介騎手（3戦1勝）。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

12月20日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の大阪スポーツ杯（阪神ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

6歳（2009年）

1月5日、中1週で迎えた20戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の初夢ステークス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず最後はピエナポパイと並んで5着同着となった。

1月17日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上1600万下の雅ステークス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では決め手が足りず4着に終わった。

1月31日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の北山ステークス（京都ダート1800m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9月13日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた23戦目は、3歳以上1600万下のオークランドレーシングクラブトロフィー（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は垂れてしまい12着に終わった。

10月25日、中5週で迎えた24戦目は、3歳以上1600万下の観月橋ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

11月21日、中3週で迎えた25戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったマッキーケインズから半馬身差の2着に敗北した。

12月5日、中1週で迎えた26戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で北沢伸也騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。競走中止となった。

7歳（2010年）

1月24日、中6週で迎えた27戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で北沢伸也騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。最後は、勝ったアンクルトップからクビ差の2着に甘んじた。

2月7日、中1週で迎えた28戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で北沢伸也騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月27日、中2週で迎えた29戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 曇）に出走。鞍上は5戦連続で北沢伸也騎手（4戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて13番ゲートからスタート。競走中止となった。

8月14日、約5か月半の休養明けで迎えた30戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で北沢伸也騎手（5戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のトーセンウーノに2馬身の差をつけて休み明けの一戦をモノにした。

9月5日、中2週で迎えた31戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で北沢伸也騎手（6戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のアイディリックに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。