バイオレットパール（1994年生、母ミリアメイド）

経歴

デビュー前

武宏平厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1996年）

8月11日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（小倉芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、伸びてきたヤマニンドルチェ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

8月31日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（小倉芝1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るイワノダイヤモンドを上がり1位タイの末脚で3/4馬身差し切って初勝利を挙げた。

10月12日、中5週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳500万下のりんどう賞（京都芝1400m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

11月24日、中5週で迎えた4戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下の赤松賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では矢のように疾駆したが、抜け出したタイフウジョオーを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

3歳（1997年）

4月26日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、牝馬限定4歳500万下の矢車賞（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（3戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って11着に敗れた。

5月17日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定4歳500万下のあんず賞（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（4戦1勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

6月28日、中5週で迎えた7戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定4歳500万下の野苺賞（阪神芝2000m 雨/良）に出走。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

12月14日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた8戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の長篠特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始12番手を追走。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

4歳（1998年）

3月1日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、石山繁騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

3月14日、中1週で迎えた10戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き13着に終わった。

4月4日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下の御在所特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸びを見せたが、勝ったグレースアドマイヤにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

4月26日、中2週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田浩一騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のウメノアモンに2馬身半の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

5月24日、中3週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下の浜名湖特別（中京芝1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で内田浩一騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

6月20日、中3週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下の三田特別（阪神芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は武豊騎手（5戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では印象的な伸び脚で急追したが、抜け出したエリモウイングにクビ差届かず2着に甘んじた。

8月23日、中8週で迎えた15戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の河原町特別（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

9月12日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の能勢特別（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（6戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線に入ると、前で粘るステートフェローを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて3勝目を手中に収めた。

10月25日、中5週で迎えた17戦目は、4歳以上900万下の鳴滝特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（7戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたケープリズバーン決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

11月22日、中3週で迎えた18戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の醍醐特別（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5歳（1999年）

4月18日、約5か月の休み明けで迎えた19戦目は、武英智騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神芝2000m 雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のタマモハイピッチをクビ差振り切って久々の実戦をモノにした。

5月16日、中3週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の白川特別（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武英智騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に敗れた。

7月3日、中6週で迎えた21戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の三木特別（阪神芝2000m 曇/不良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

8月8日、中4週で迎えた22戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下の西海賞（小倉芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に敗れた。

9月11日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の野分特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（8戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に敗れた。

10月16日、中4週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の嵯峨野特別（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（9戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、抜け出したメイショウドトウを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

11月6日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の北大路特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（10戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。