チュウワプリンセス（2008年生、母シビル）

チュウワプリンセス（2008年1月30日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋王女」。毛色は青鹿毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時13歳）と交配したシビルが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地5戦0勝、地方32戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2011年の彩ちゃんバースデー記念(一般C18 牝)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、社台コーポレーションから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、中西忍によって1,102.5万円で落札された。

荒川義之厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2011年）

5月28日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（京都芝1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は412kg。18頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

6月25日、中3週で迎えた2戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた3戦目は、森一馬騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

8月13日、中4週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で森一馬騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に敗れた。

9月10日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で森一馬騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

11月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、吉井友彦騎手を鞍上に迎えて、一般C20（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

12月16日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定戦の彩ちゃんバースデー記念（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井友彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では豪脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のオグリピンクに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（2012年）

1月13日、中3週で迎えた8戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、福寿草特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、3着に終わった。

2月17日、中4週で迎えた9戦目は、一般C19（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は吉井友彦騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したカチドキを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

3月2日、中1週で迎えた10戦目は、一般C18（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井友彦騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に敗れた。

3月27日、中3週で迎えた11戦目は、一般C13（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は東川公則騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に敗れた。

4月27日、中3週で迎えた12戦目は、一般C1418a（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は吉井友彦騎手（4戦1勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月25日、中3週で迎えた13戦目は、一般C13（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井友彦騎手（5戦1勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

6月15日、中2週で迎えた14戦目は、一般C12（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉井友彦騎手（6戦1勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

7月16日、中3週で迎えた15戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、岐阜信用金庫杯（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

8月19日、中4週で迎えた16戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、最後はディスボーイと並んで3着同着となった。

9月3日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、花巻石鳥谷まつりレース（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

9月30日、中3週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた18戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、奥州3大マラソンレース（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

10月14日、中1週で迎えた19戦目は、区界賞（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤雄一騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた20戦目は、サーモンフィッシングレース（盛岡ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は村上忍騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

11月25日、中3週で迎えた21戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、JA岩手ふるさと産直来夢くん杯（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

12月9日、中1週で迎えた22戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、大馬神杯（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

12月22日、中1週で迎えた23戦目は、岩手の馬と人応援レース（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は高松亮騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。

5歳（2013年）

1月3日、中1週で迎えた24戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、長者伝説の里かねがさきレース（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。9頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

3月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた25戦目は、一般C2九（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は高松亮騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

4月6日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた26戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般C2十五（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

5月5日、中3週で迎えた27戦目は、一般C2十五（盛岡ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

5月19日、中1週で迎えた28戦目は、一般C2十五（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林俊彦騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

6月2日、中1週で迎えた29戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般C2（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

7月12日、中5週で迎えた30戦目は、一般C14（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉井友彦騎手（7戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

8月16日、中4週で迎えた31戦目は、一般C14（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井友彦騎手（8戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

9月27日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた32戦目は、一般C13（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉井友彦騎手（9戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

10月11日、中1週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた33戦目は、一般C13（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉井友彦騎手（10戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

11月21日、中5週で迎えた34戦目は、一般C18（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉井友彦騎手（11戦1勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

12月12日、中2週で迎えた35戦目は、牝馬限定の一般C18（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉井友彦騎手（12戦1勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

6歳（2014年）

1月9日、中3週で迎えた36戦目は、牝馬限定の一般C19（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で吉井友彦騎手（13戦1勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

2月12日、中4週で迎えた37戦目は、一般C20（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉井友彦騎手（14戦1勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。