ニホンピロブレイブ（2002年生、母アタゴプリティー）

ニホンピロブレイブ（2002年4月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋勇敢な」。毛色は栗毛。種牡馬のミホノブルボン（当時13歳）と交配したアタゴプリティーが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は田中スタッド。戦績は、中央平地12戦1勝2着1回、中央障害6戦0勝2着4回。主な勝ち鞍は2004年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、田中スタッドから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

大橋勇樹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

8月1日、デビュー戦は角田晃一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1800m 雨/不良）に出走。馬体重は464kg。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったインティライミに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

8月21日、中2週で迎えた2戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のイブキレボルシオンをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

9月19日、中3週で迎えた3戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの野路菊ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

10月16日、中3週で迎えた4戦目は、2歳G2のデイリー杯2歳ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に終わった。

3歳（2005年）

3月5日、約4か月半の休み明けで迎えた5戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のあざみ賞（中京芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に敗れた。

3月20日、中1週で迎えた6戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のフリージア賞（中京芝2000m 曇/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい最後はエイシンレーシングと並んで8着同着となった。

4月3日、中1週で迎えた7戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝2500m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

4月16日、中1週で迎えた8戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は本田優騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

11月13日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上500万下の高湯温泉特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に敗れた。

12月4日、中2週で迎えた10戦目は、M.キネーン騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は減速してしまい13着に終わった。

12月25日、中2週で迎えた11戦目は、岩崎祐己騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

4歳（2006年）

1月15日、中2週で迎えた12戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で岩崎祐己騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

1月29日、中1週で迎えた13戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で岩崎祐己騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったタニノエタニティからハナ差の2着に甘んじた。

3月12日、中5週で迎えた14戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で岩崎祐己騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。最後は、勝ったマルブツトップから4馬身差の2着に敗北した。

7月29日、約4か月半の休み明けで迎えた15戦目は、3歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に敗れた。

8月12日、中1週で迎えた16戦目は、白浜雄造騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月2日、中2週で迎えた17戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で白浜雄造騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったブロードキャスターから約15馬身差の2着に敗北した。

10月1日、中3週で迎えた18戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝2800m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で白浜雄造騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、勝ったシロキタトウコンから3馬身半差の2着に敗北した。