トウショウラダー（2009年生、母ナウシカトウショウ）

トウショウラダー（2009年4月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋舵」。毛色は鹿毛。種牡馬のストラヴィンスキー（当時13歳）と交配したナウシカトウショウが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はトウショウ産業（株）トウショウ牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方37戦7勝2着4回。主な勝ち鞍は2013年の兵庫県産たまご特別(B2)。

経歴

デビュー前

奥平雅士厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

11月20日、デビュー戦は武士沢友治騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。馬体重は436kg。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり12着に敗れた。

12月11日、中2週で迎えた2戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず15着に終わった。

3歳（2012年）

1月15日、中4週で迎えた3戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。前に出て、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり9着に終わった。

3月17日、中8週で迎えた4戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1200m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

4月15日、中3週で迎えた5戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、3歳B2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のポーポイズに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月1日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦の東日本大震災復興支援（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のチェリールージュに2馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

5月15日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦の青葉の湯涌特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田晃浩騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

5月29日、中1週で迎えた8戦目は、3歳A2（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田晃浩騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮戦したが、勝ったチェリールージュに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

6月12日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦の東日本大震災復興支援（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で吉田晃浩騎手（4戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったジェイケイヒーローに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

7月15日、中4週で迎えた10戦目は、3歳戦の和倉温泉わくたまくん杯（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田晃浩騎手（5戦2勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

7月31日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦の松任まつり特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉田晃浩騎手（6戦2勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた12戦目は、3歳A3（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で吉田晃浩騎手（7戦2勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

9月13日、中3週で迎えた13戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るマリアンデールを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて勝利をモノにする

9月28日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で永島太郎騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したキンショーダイシを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

10月18日、中2週で迎えた15戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るボナンザを目の覚めるような末脚で半馬身差し切って圧倒的人気に応えた。

11月20日、中2週で迎えた17戦目は、丹波焼特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

12月4日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で木村健騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

12月27日、中2週で迎えた19戦目は、ふゆぼたん賞（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は永島太郎騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

4歳（2013年）

1月9日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で永島太郎騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

1月25日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で永島太郎騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

2月7日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で永島太郎騎手（5戦1勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のミニスタービーンを半馬身振り切って5勝目を挙げた。

2月28日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で永島太郎騎手（6戦2勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

3月21日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上B2二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で永島太郎騎手（7戦2勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず6着に終わった。

4月5日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は木村健騎手（4戦1勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦したが、3着に終わった。

4月24日、中2週で迎えた26戦目は、フラワーセンター特別（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のコンパティビリティを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

5月15日、中2週で迎えた27戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、エメラルド特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

5月31日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上B1 B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は永島太郎騎手（8戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

6月14日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は木村健騎手（6戦2勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

7月5日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は板野央騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

7月17日、中1週で迎えた31戦目は、京都畜産特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で板野央騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

8月9日、中2週で迎えた32戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

9月5日、中3週で迎えた33戦目は、のうせんかずら賞（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は永島太郎騎手（9戦2勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた34戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で永島太郎騎手（10戦2勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

10月10日、中2週で迎えた35戦目は、なわしろぐみ賞（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で永島太郎騎手（11戦2勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

11月1日、中2週で迎えた36戦目は、兵庫県産たまご特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で永島太郎騎手（12戦2勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のアミフジエンブレムに1馬身1/4の差をつけて7勝目を手に入れた。

11月19日、中2週で迎えた37戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で永島太郎騎手（13戦3勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったデンコウチャレンジに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

12月3日、中1週で迎えた38戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で永島太郎騎手（14戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた39戦目は、松本幸祐騎手を鞍上に迎えて、椎堂特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

5歳（2014年）

1月2日、中1週で迎えた40戦目は、そのだは面白い!青芝フック杯（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は永島太郎騎手（15戦3勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

1月16日、中1週で迎えた41戦目は、ウインターコスモス賞（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で永島太郎騎手（16戦3勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。