オトコギマサムネ（2011年生、母レッドベリル）

オトコギマサムネ（2011年3月17日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「男気＋人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のジャングルポケット（当時13歳）と交配したレッドベリルが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2018年の医王寺特別(500万下)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、塩澤正樹によって1,942.5万円で落札された。

吉田直弘厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

7月21日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。18頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた13頭をごぼう抜きし、最後は2着のスナッチマインドに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、2歳G2のデイリー杯2歳ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

3歳（2014年）

2月22日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、3歳500万下のこぶし賞（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（1戦1勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

3月15日、中2週で迎えた4戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のフローラルウォーク賞（中京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はガス欠状態になり16着に終わった。

5月3日、中6週で迎えた5戦目は、3歳500万下のあやめ賞（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

5月31日、中3週で迎えた6戦目は、3歳500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（2戦1勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい7着に終わった。

7月27日、中7週で迎えた7戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1400m 曇/稍重）に出走。17頭立ての8番人気で18番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は垂れてしまい12着に敗れた。

8月30日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は北村友一騎手（2戦0勝）。18頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のセシリアに1馬身半の差をつけて優勝

10月26日、中7週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた9戦目は、3歳以上1000万下の壬生特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（3戦1勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

11月29日、中4週で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下（京都芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（4戦1勝）。18頭立ての15番人気で大外18番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。

4歳（2015年）

1月10日、中5週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下の祇園特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（3戦1勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

1月31日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下の乙訓特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（4戦1勝）。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

3月1日、中3週で迎えた13戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の周防灘特別（小倉芝1200m 曇/重）に出走。18頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

4月26日、中7週で迎えた14戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の福島中央テレビ杯（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、抜け出したローズミラクルに半馬身届かず2着となった。

5月23日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下の大日岳特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

8月2日、中9週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（5戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

8月22日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下の小郡特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい11着に敗れた。

10月18日、中7週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下の鳥屋野特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は中谷雄太騎手（2戦0勝）。18頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

11月14日、中3週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で中谷雄太騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

5歳（2016年）

1月24日、中9週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下の蒲郡特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中谷雄太騎手（4戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。最後はガス欠状態になり17着に敗れた。

3月5日、中5週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下の八代特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（5戦1勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

4月16日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、4歳以上500万下の医王寺特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（6戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に敗れた。

9月3日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた23戦目は、3歳以上500万下の八幡特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（7戦1勝）。18頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。

10月9日、中4週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で北村友一騎手（8戦1勝）。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

10月29日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（6戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい5着に敗れた。

11月19日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下の伊達特別（福島ダート1700m 小雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は北村友一騎手（9戦1勝）。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

6歳（2017年）

5月27日、約6か月半の休み明けで迎えた27戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（7戦1勝）。15頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

6月25日、中3週で迎えた28戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に敗れた。

7月9日、中1週で迎えた29戦目は、3歳以上500万下の立待岬特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で荻野琢真騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり10着に終わった。

8月13日、中4週で迎えた30戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/重）に出走。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた31戦目は、E.ダシルヴァ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下のニセコ特別（札幌ダート1700m 晴/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は垂れてしまい8着に終わった。

12月3日、約3か月半の休養明けで迎えた32戦目は、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は中谷雄太騎手（5戦0勝）。17頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

7歳（2018年）

1月8日、中4週で迎えた33戦目は、高田潤騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1200m 雨/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

2月17日、中5週で迎えた34戦目は、4歳以上500万下の大牟田特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高田潤騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

3月4日、中1週で迎えた35戦目は、4歳以上500万下の八代特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は荻野琢真騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

4月15日、中5週で迎えた36戦目は、4歳以上500万下の医王寺特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は高田潤騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のジェスロをクビ差振り切って久方ぶりに白星を挙げた。

5月19日、中4週で迎えた37戦目は、4歳以上1000万下の大日岳特別（新潟芝1200m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で高田潤騎手（3戦1勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

7月1日、中5週で迎えた38戦目は、3歳以上1000万下のさくらんぼ特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高田潤騎手（4戦1勝）。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい6着に終わった。

7月28日、中3週で迎えた39戦目は、3歳以上1000万下の由布院特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高田潤騎手（5戦1勝）。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く5着に終わった。

8月26日、中3週で迎えた40戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の別府特別（小倉芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で高田潤騎手（6戦1勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

9月16日、中2週で迎えた41戦目は、3歳以上1000万下の初風特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で高田潤騎手（7戦1勝）。13頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。