アニーブレイク（2022年生、母アニー）

アニーブレイク（2022年5月1日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「人名より+打ち壊す。逆境や困難を打ち壊していくことを願って」。毛色は鹿毛。種牡馬のトウケイヘイロー（当時13歳）と交配したアニーが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は坂本智広。主な勝ち鞍は2024年の2歳。

経歴

デビュー前

田島俊明厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2024年）

7月7日、デビュー戦は原優介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた2戦目は、大江原比呂騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島ダート1150m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で大江原比呂騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

9月15日、中5週で迎えた4戦目は、村松翔太騎手を鞍上に迎えて、2歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したザボドフスキーを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

9月28日、中1週で迎えた5戦目は、2歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村松翔太騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のカシノシンボルに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月6日、連闘で迎えた6戦目は、2歳（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で村松翔太騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

10月26日、中2週で迎えた7戦目は、2歳（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で村松翔太騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

11月16日、中2週で迎えた8戦目は、2歳（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で村松翔太騎手（4戦1勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では決め手が足りず4着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた9戦目は、2歳（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で村松翔太騎手（5戦1勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったガマダスに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

12月15日、中1週で迎えた10戦目は、飛田愛斗騎手を鞍上に迎えて、2歳（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では見事な伸び脚を見せたが、スーパーフルールにクビ差交わされて2着に惜敗した。

3歳（2025年）

1月11日、中3週で迎えた11戦目は、及川烈騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のウインタースター賞（佐賀ダート900m 曇/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のダイメイヒロインに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

1月26日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳オープンの花吹雪賞（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で及川烈騎手（1戦1勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた13戦目は、小松丈二騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの飛燕賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

2月20日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦のグリーンカップ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小松丈二騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

3月23日、中3週で迎えた15戦目は、3歳戦のブライトスター特別（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小松丈二騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、4着を確保した。

4月20日、中3週で迎えた16戦目は、3歳戦のスプリングスター特別（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で小松丈二騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るサガノオジョウサンを強烈な末脚で3/4馬身差し切って制した。

5月4日、中1週で迎えた17戦目は、3歳オープンの佐賀皐月賞（佐賀ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で小松丈二騎手（4戦1勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

5月12日、連闘で迎えた18戦目は、一般B6（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で小松丈二騎手（5戦1勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

6月1日、中2週で迎えた19戦目は、3歳オープンの九州優駿栄城賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で小松丈二騎手（6戦1勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

6月29日、中3週で迎えた20戦目は、3歳オープンの佐賀ユースカップ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で小松丈二騎手（7戦1勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

7月19日、中2週で迎えた21戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で小松丈二騎手（8戦1勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

8月24日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた22戦目は、熊崎晴香さん来場記念（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で小松丈二騎手（9戦1勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。