ニシノベイオウルフ（2015年生、母ニシノマザーアース）
Nishino Beowulf
2015.04.17
ニシノベイオウルフ（2015年4月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+伝記に登場する英雄王の名前」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のリーチザクラウン（当時9歳）と交配したニシノマザーアースが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は谷川牧場。2021年の障害3歳以上オープン(障害3歳以上オープン)に勝利するなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
小桧山悟厩舎（美浦）へ入厩。
2歳（2017年）
6月4日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。
7月30日、中7週で迎えた2戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では末脚が冴えず13着に終わった。
8月12日、中1週で迎えた3戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り 雨/良）に出走。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。
9月3日、中2週で迎えた4戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。
9月17日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（中山芝1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず7着に終わった。
10月9日、中2週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入り込んだ。
3歳（2018年）
5月27日、約7か月半の休養明けで迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。
6月17日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で武士沢友治騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に沈んだ。
7月7日、中2週で迎えた9戦目は、山田敬士騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 雨/重）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。
7月29日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で山田敬士騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったペイシャエリートに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。
8月12日、中1週で迎えた11戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。端を取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のレヴァンテをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。
10月21日、中9週で迎えた12戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。
11月4日、中1週で迎えた13戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。
11月17日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。
12月2日、中1週で迎えた15戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は減速してしまい13着に終わった。
12月16日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は荻野極騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天資の闘争心でゴールまで力戦し、3着に入り込んだ。
4歳（2019年）
1月5日、中2週で迎えた17戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に敗れた。
1月19日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は荻野極騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが鈍く12着に終わった。
2月3日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1800m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は西村淳也騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。
3月10日、中4週で迎えた20戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1800m 雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見所を作れず10着に終わった。
3月24日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1900m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で木幡育也騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。
3月30日、連闘で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は菊沢一樹騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。
6月8日、中9週で迎えた23戦目は、大江原圭騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。11着に終わった。
7月28日、中6週で迎えた24戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内 曇/良）に出走。13頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。
8月25日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた25戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 曇/良）に出走。鞍上は大江原圭騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。
9月16日、中2週で迎えた26戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 雨）に出走。鞍上は2戦連続で大江原圭騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。
10月5日、中2週で迎えた27戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大江原圭騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。10着に敗れた。
11月23日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた28戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 雨）に出走。鞍上は4戦連続で大江原圭騎手（4戦0勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。8着に敗れた。
5歳（2020年）
1月12日、中6週で迎えた29戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝2880m 曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。3着を確保した。
1月26日、中1週で迎えた30戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝2880m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。5着に終わった。
3月15日、中6週で迎えた31戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝2880m 晴/不良）に出走。鞍上は大江原圭騎手（5戦0勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。3着に入った。
4月5日、中2週で迎えた32戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝2880m 曇/良）に出走。鞍上は大庭和弥騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。
4月19日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた33戦目は、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。
5月3日、中1週で迎えた34戦目は、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2770m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大庭和弥騎手（4戦0勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。3着に入った。
6月13日、中5週で迎えた35戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝3000m 雨/不良）に出走。鞍上は大江原圭騎手（6戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。8着に敗れた。
7月5日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた36戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝2970m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で大江原圭騎手（7戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。4着に敗れた。
7月18日、中1週で迎えた37戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大江原圭騎手（8戦0勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。
8月15日、中3週で迎えた38戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大江原圭騎手（9戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。最後は、2着のミッキーブラックに半馬身の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。
8月29日、中1週で迎えた39戦目は、J・G3の小倉サマージャンプ（小倉障害芝3390m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で大江原圭騎手（10戦1勝）。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。
9月26日、中3週で迎えた40戦目は、清秋ジャンプステークス（中山障害芝3210m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で大江原圭騎手（11戦1勝）。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。
11月14日、中6週で迎えた41戦目は、J・G3の京都ジャンプステークス（阪神障害芝3140m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で大江原圭騎手（12戦1勝）。6頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。
12月5日、中2週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた42戦目は、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3570m 小雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で大江原圭騎手（13戦1勝）。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。10着に終わった。
6歳（2021年）
1月9日、中4週で迎えた43戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝3200m 外→内 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。
4月11日、約3か月の休み明けで迎えた44戦目は、障害4歳以上オープン（中山障害芝3200m 外→内 晴/良）に出走。鞍上は大江原圭騎手（14戦1勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。
5月2日、中2週で迎えた45戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝3100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大江原圭騎手（15戦1勝）。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。
5月22日、中2週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた46戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝3290m 外→内 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で大江原圭騎手（16戦1勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。6着に終わった。
7月3日、中5週で迎えた47戦目は、障害3歳以上オープン（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で大江原圭騎手（17戦1勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。11着に終わった。
7月17日、中1週で迎えた48戦目は、高野和馬騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（福島障害芝3380m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。
11月13日、約4か月の休み明けで迎えた49戦目は、J・G3の京都ジャンプステークス（阪神障害芝3140m 曇/良）に出走。鞍上は大江原圭騎手（18戦1勝）。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。9着に終わった。
11月20日、連闘で迎えた50戦目は、秋陽ジャンプステークス（東京障害芝3110m 晴/良）に出走。鞍上は大庭和弥騎手（5戦0勝）。13頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。12着に終わった。
12月18日、中3週で迎えた51戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（阪神障害芝3110m 晴/重）に出走。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のドリームソルジャーに半馬身の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。
7歳（2022年）
1月8日、中2週で迎えた52戦目は、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝3200m 外→内 晴/稍重）に出走。鞍上は大江原圭騎手（19戦1勝）。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。
4月2日、約3か月の間隔を開けて迎えた53戦目は、三木ホースランドパークジャンプステークス（阪神障害芝3140m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大江原圭騎手（20戦1勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。13着に終わった。
2022年4月8日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。