ナンヨートゥループ（2013年生、母ウインファンタジア）

ナンヨートゥループ（2013年2月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋軍隊」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のゼンノロブロイ（当時13歳）と交配したウインファンタジアが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）村上欽哉牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方17戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2016年の3歳C2二。

経歴

デビュー前

当歳のとき、大迫久美子から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、大迫久美子から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、中村徳也によって723.6万円で落札された。

西村真幸厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

11月29日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は458kg。15頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り11着に終わった。

12月26日、中3週で迎えた2戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず13着に終わった。

3歳（2016年）

2月6日、中5週で迎えた3戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい13着に終わった。

6月11日、約4か月の休み明けで迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤祥太騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に終わった。

6月25日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、三津谷隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート2000m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では伸びを欠き14着に終わった。

8月1日、中4週で迎えた6戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、3歳C2四（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた7戦目は、3歳C2二（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るウインパッションを上がり1位タイの末脚で3/4馬身差し切って初勝利を挙げた。

8月27日、中1週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた8戦目は、一般C2十三（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

9月3日、連闘で迎えた9戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、一般C2十二（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったセラグリーンに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

9月10日、連闘で迎えた10戦目は、一般C2十二（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は村上忍騎手（3戦1勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

9月25日、中1週で迎えた11戦目は、南部杯カウントダウン15（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（4戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

10月1日、連闘で迎えた12戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般C2九（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず3着に敗れた。

10月16日、中1週で迎えた13戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、一般C2八（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

10月23日、連闘で迎えた14戦目は、一般C2九（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂口裕一騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったゴーランクシャスに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

10月30日、連闘で迎えた15戦目は、一般C2八（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で坂口裕一騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

11月6日、連闘で迎えた16戦目は、岩泉町龍泉洞再開応援（盛岡ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で坂口裕一騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

11月13日、連闘で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、一般C2九（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で坂口裕一騎手（4戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

11月19日、連闘で迎えた18戦目は、一般C2四（水沢ダート1300m 小雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で坂口裕一騎手（5戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、勝ったイリスマカニにねじ伏せられて4馬身差の2着に敗北した。

11月26日、連闘で迎えた19戦目は、一般C2十（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で坂口裕一騎手（6戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた20戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

12月25日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2十三（水沢ダート1300m 小雪/不良）に出走。鞍上は坂口裕一騎手（7戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に終わった。

4歳（2017年）

1月3日、連闘で迎えた22戦目は、一般C2十二（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で坂口裕一騎手（8戦0勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に終わった。