キトゥンズマーチ（2018年生、母マイディアソング）

キトゥンズマーチ（2018年4月29日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「子猫の行進曲。父名、母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のディスクリートキャット（当時15歳）と交配したマイディアソングが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はいとう牧場。主な勝ち鞍は2021年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、いとう牧場から「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場され、ノルマンディーファームによって864万円で落札された。

ノルマンディーオーナーズクラブにて総額1,280万円（3.2万×400口）で一口馬主が募集された。

吉岡辰弥厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

11月14日、デビュー戦は坂井瑠星騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

12月19日、中4週で迎えた2戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、6着を確保した。

3歳（2021年）

1月16日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。

4月25日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

5月8日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は坂井瑠星騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のブリングミージョイを3/4馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

7月4日、中7週で迎えた6戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（小倉芝1800m 曇/良）に出走。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。先手を取る形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい6着に終わった。

8月14日、中5週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉芝1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で富田暁騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

9月4日、中2週で迎えた8戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

12月11日、約3か月半の休み明けで迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は富田暁騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

4歳（2022年）

1月15日、中4週で迎えた10戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で富田暁騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に敗れた。

5月7日、約3か月半の休養明けで迎えた11戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

5月15日、連闘で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田大和騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

7月24日、中9週で迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

8月14日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌芝1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず7着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた15戦目は、C.ウィリアムズ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌芝1500m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい8着に終わった。

10月16日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい14着に敗れた。

11月5日、中2週で迎えた17戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く16着に敗れた。

5歳（2023年）

3月19日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中京芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は角田大和騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

4月29日、中5週で迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田大和騎手（3戦0勝）。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮闘したが、伸びてきたオメガオリーブ決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

5月13日、中1週で迎えた20戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい7着に終わった。

7月16日、中8週で迎えた21戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って14着に終わった。

8月19日、中4週で迎えた22戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて11着に終わった。

10月15日、中7週で迎えた23戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの粟島特別（新潟芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。17頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り11着に終わった。

11月5日、中2週で迎えた24戦目は、水沼元輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 曇/良）に出走。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

12月17日、中5週で迎えた25戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は角田大和騎手（4戦0勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦し、3着を確保した。

6歳（2024年）

1月14日、中3週で迎えた26戦目は、4歳以上1勝クラス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はタレてしまい15着に終わった。

3月9日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた27戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は角田大和騎手（5戦0勝）。18頭立ての14番人気で17番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

3月16日、連闘で迎えた28戦目は、4歳以上1勝クラス（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田大和騎手（6戦0勝）。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったアクートゥスにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

4月27日、中5週で迎えた29戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で角田大和騎手（7戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

5月19日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上1勝クラス（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で角田大和騎手（8戦0勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の闘志でゴールまで力戦し、3着に入った。

6月8日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた31戦目は、T.T.オシェア騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（東京芝1600m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では脚が残っておらず13着に敗れた。

10月20日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた32戦目は、3歳以上1勝クラスの十日町特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は角田大和騎手（9戦0勝）。18頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後は力尽きて17着に終わった。

10月26日、連闘で迎えた33戦目は、3歳以上1勝クラスの柏崎特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は秋山稔樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい16着に終わった。