トシザタイシ（1997年生、母サツマノンリー）

Toshi the Taishi

1997.06.08

トシザタイシ（1997年6月8日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のダハール（当時16歳）と交配したサツマノンリーが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）浦河小林牧場。戦績は、中央平地13戦1勝。主な勝ち鞍は2000年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

藤沢則雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2000年）

3月4日、デビュー戦は上村洋行騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（阪神ダート1800m 雨/稍重）に出走。馬体重は448kg。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

3月19日、中1週で迎えた2戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳新馬（阪神ダート1800m 小雨/良）に出走。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に終わった。

4月9日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、4着に終わった。

5月7日、中3週で迎えた4戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

5月28日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中京芝1800m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は上村洋行騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に敗れた。

6月18日、中2週で迎えた6戦目は、白坂聡騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

7月8日、中2週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で白坂聡騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく6着に終わった。

7月30日、中2週で迎えた8戦目は、松本達也騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

8月12日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で松本達也騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて、最後は2着のマンデーデライトを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

8月27日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の高千穂特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松本達也騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。逃げる形となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着を確保した。

9月9日、中1週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた11戦目は、4歳以上500万下の能勢特別（阪神芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で松本達也騎手（3戦1勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。端に立つ形となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや速いペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい10着に終わった。

4歳（2001年）

5月20日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。端を取り切り、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。

6月9日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（4戦0勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では今一つ伸び切れず16着に終わった。