マージービート（2007年生、母アフタービート）

マージービート（2007年4月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ロックンロールのスタイルのひとつ。母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のジャングルポケット（当時9歳）と交配したアフタービートが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地34戦2勝2着4回、中央障害2戦0勝、地方4戦0勝2着2回。主な勝ち鞍は2012年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額2,400万円（6万×400口）で一口馬主が募集された。

西園正都厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

8月2日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1800m 小雨/良）に出走。馬体重は490kg。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

8月29日、中3週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月3日、中4週で迎えた3戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

10月17日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったコウユーヒーローに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

11月1日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したスナークスペインにハナ差届かず2着に甘んじた。

11月15日、中1週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で酒井学騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

11月22日、連闘で迎えた7戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月13日、中2週で迎えた8戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

3歳（2010年）

3月20日、約3か月の休み明けで迎えた9戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、勝ったティルスに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4月11日、中2週で迎えた10戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったドラゴンアルテマにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

5月1日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月23日、中2週で迎えた12戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

6月19日、中3週で迎えた13戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（5戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

8月15日、中7週で迎えた14戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた15戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。

9月18日、中2週で迎えた16戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るフレーヴァリストを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月25日、約3か月半の休養明けで迎えた17戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は酒井学騎手（6戦0勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

4歳（2011年）

1月16日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（7戦0勝）。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。

4月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた19戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、臥龍桜特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では卓抜な伸び脚で驀進したが、ミヤジシェンロンに交わされて4馬身差の2着となった。

6月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた20戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップネプチューン賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

7月27日、中4週で迎えた21戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、鈴蘭特別（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、イーサンジャンパーに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

8月7日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は酒井学騎手（8戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた23戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の青島特別（小倉芝1700m 曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。

9月4日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下の鳥栖特別（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は酒井学騎手（9戦0勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

9月11日、連闘で迎えた25戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（10戦0勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず6着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（11戦0勝）。18頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

11月24日、中8週で迎えた27戦目は、古太尽特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

5歳（2012年）

2月19日、約3か月の間隔を開けて迎えた28戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

3月18日、中3週で迎えた29戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1900m 曇/重）に出走。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

4月8日、中2週で迎えた30戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝2600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

4月22日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上500万下の燧ヶ岳特別（福島芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村太一騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

6月3日、中5週で迎えた32戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝2400m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に終わった。

6月24日、中2週で迎えた33戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝2600m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアドマイヤネアルコをハナ差だけ差し切って久方ぶりに美酒を浴びた。

7月8日、中1週で迎えた34戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の北海ハンデキャップ（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦1勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

8月5日、中3週で迎えた35戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のHTB賞（札幌芝2600m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

10月8日、中8週で迎えた36戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の本栖湖特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（2戦1勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

6歳（2013年）

1月21日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた37戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の成田特別（中山ダート2400m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（3戦1勝）。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

2月16日、中3週で迎えた38戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では全く伸びず15着に終わった。

4月6日、中6週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた39戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 雨）に出走。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。11着に終わった。

5月11日、中4週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた40戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 小雨）に出走。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。