エールドクラージュ（2005年生、母ジョウノマチエール）

エールドクラージュ（2005年5月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「勇気の翼（仏）」。毛色は青鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時6歳）と交配したジョウノマチエールが16歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はヴェルサイユファーム（株）。戦績は、中央平地5戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2007年の2歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

東京サラブレッドクラブにて総額2,200万円（5.5万×400口）で一口馬主が募集された。

藤沢和雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

8月12日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は502kg。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

11月4日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、伸びてきたブラックエンブレム決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

11月18日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のマイネベクルックスに1馬身1/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3歳（2008年）

1月27日、中9週で迎えた4戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの菜の花賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

3月29日、中8週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた5戦目は、牝馬限定3歳500万下のミモザ賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。