ミスターハリケーン（1990年生、母サクラファミリー）

ミスターハリケーン（1990年4月11日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のサクラシンゲキ（当時13歳）と交配したサクラファミリーが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は伊藤敏明。戦績は、中央平地24戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は1995年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

沖芳夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1993年）

3月27日、デビュー戦は安田隆行騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は486kg。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮し、4着を確保した。

4月18日、中2週で迎えた2戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、4歳未出走（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取り、非常に速いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

5月16日、中3週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は安田隆行騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

6月5日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田隆行騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

7月17日、中5週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で安田隆行騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪い、非常に速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びで驀進したが、オグニイジョウにクビ差交わされて2着に甘んじた。

8月7日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で安田隆行騎手（4戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、キンシタイホーに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

8月28日、中2週で迎えた7戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、タフなペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて、最後は2着のトウジンゼピュロスを半馬身振り切って初白星を挙げた。

9月12日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は安田隆行騎手（5戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は勢いを失って16着に敗れた。

4歳（1994年）

4月23日、約7か月半の休み明けで迎えた9戦目は、内山正博騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（新潟ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に終わった。

5月14日、中2週で迎えた10戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では脚が残っておらず16着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で渡辺薫彦騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に敗れた。

6月26日、中1週で迎えた13戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で渡辺薫彦騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では少しずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のロングシャトルを半馬身振り切って2勝目を挙げた。

7月30日、中4週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で渡辺薫彦騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に敗れた。

8月13日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で渡辺薫彦騎手（5戦1勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

8月21日、連闘で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で渡辺薫彦騎手（6戦1勝）。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい11着に終わった。

9月11日、中2週で迎えた17戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。

5歳（1995年）

1月15日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた18戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（7戦1勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい7着に敗れた。

1月29日、中1週で迎えた19戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1000m 雪/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（8戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るエヌワイスリーを自慢の末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

2月12日、中1週で迎えた20戦目は、5歳以上900万下の帆柱山特別（小倉芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺薫彦騎手（9戦2勝）。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

2月25日、中1週で迎えた21戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で渡辺薫彦騎手（10戦2勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい8着に終わった。

3月12日、中1週で迎えた22戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 小雨/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で渡辺薫彦騎手（11戦2勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は失速してしまい12着に終わった。

10月1日、約7か月の休み明けで迎えた23戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1200m 雨/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で渡辺薫彦騎手（12戦2勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で渡辺薫彦騎手（13戦2勝）。15頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り13着に終わった。