アヴァンタージュ（2020年生、母チェルシーガール）

アヴァンタージュ（2020年5月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「優位、優勢、利点(仏)」。毛色は鹿毛。種牡馬のエピファネイア（当時10歳）と交配したチェルシーガールが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は上村清志。戦績は、中央平地7戦0勝2着2回、地方3戦0勝。

経歴

デビュー前

矢作芳人厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

12月25日、デビュー戦は坂井瑠星騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は502kg。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

3歳（2023年）

1月7日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中京ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

1月15日、連闘で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で坂井瑠星騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では素晴らしい伸び脚で驀進したが、ワンライトスターに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

1月28日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井瑠星騎手（3戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

4月9日、中9週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で坂井瑠星騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したショーケンを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

4月22日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で坂井瑠星騎手（5戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

8月22日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた7戦目は、3歳戦の能登七ツ島賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で坂井瑠星騎手（6戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦したが、3着に終わった。

9月9日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は8戦連続で坂井瑠星騎手（7戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

4歳（2024年）

6月28日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から33kg戻して迎えた9戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、鹿野山特別（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

7月18日、中2週で迎えた10戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、習志野市制施行70周年記念賞（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に敗れた。