グロウイッテツ（1989年生、母グロウカチドキ）

グロウイッテツ（1989年2月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマルゼンスキー（当時15歳）と交配したグロウカチドキが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は清水スタッド。戦績は、中央平地12戦1勝2着4回、地方13戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は1992年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

畠山重則厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1991年）

8月18日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず11着に終わった。

12月15日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた2戦目は、菅原隆明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

3歳（1992年）

1月5日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で菅原隆明騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、勝ったセイリュウにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

3月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原隆明騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

4月11日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原隆明騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

4月25日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原隆明騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

5月16日、中2週で迎えた7戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1600m 雨/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、サンクジュエルに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

5月31日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、フォンテーヌブローに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

6月14日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田政人騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

7月25日、中5週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったマイネセラヴィにねじ伏せられて6馬身差の2着に敗北した。

8月9日、中1週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1000m 雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るブランドラブを次元の違う末脚でアタマ差だけ差し切って待望の初白星を挙げた。

8月22日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の中ノ岳特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（3戦1勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

4歳（1993年）

5月23日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた13戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、一般B（中津ダート1760m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったタマヒメクレンからアタマ差の2着に甘んじた。

7月4日、中5週で迎えた14戦目は、一般B（中津ダート1760m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で有馬澄男騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月3日、中8週で迎えた15戦目は、竹下太騎手を鞍上に迎えて、C1ハ（名古屋ダート1600m 小雨/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。9着に敗れた。

9月24日、中2週で迎えた16戦目は、C1ハ（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で竹下太騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。10着に敗れた。

10月19日、中3週で迎えた17戦目は、一般C1ホ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹下太騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月2日、中1週で迎えた18戦目は、一般C1ホ（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で竹下太騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月17日、中1週で迎えた19戦目は、一般C1ホ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で竹下太騎手（4戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後はセントリナールと並んで3着同着となった。

12月2日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1ホ（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で竹下太騎手（5戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。11着に敗れた。

5歳（1994年）

1月1日、中3週で馬体重を前走から26kg増やして迎えた21戦目は、大塚研司騎手を鞍上に迎えて、一般C1ニ（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。

1月15日、中1週で馬体重を前走から24kg絞って迎えた22戦目は、一般C1 C2（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚研司騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

1月28日、中1週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた23戦目は、一般C1 C2（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大塚研司騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた24戦目は、松原義夫騎手を鞍上に迎えて、一般C1 C2（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

2月24日、中1週で迎えた25戦目は、一般C1 C2（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で松原義夫騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。