マイネヒメル（2009年生、母コスモチェーロ）

マイネヒメル（2009年2月22日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋空（独）」。毛色は栗毛。種牡馬のロージズインメイ（当時9歳）と交配したコスモチェーロが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ビッグレッドファーム。戦績は、中央平地28戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2013年の立川特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

ラフィアンターフマンクラブにて総額800万円（8万×100口）で一口馬主が募集された。

菊沢隆徳厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

8月21日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（札幌芝1500m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

9月4日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（札幌芝1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、3着に入り込んだ。

9月25日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

12月17日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg減らして迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で津村明秀騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

3歳（2012年）

2月19日、中8週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で津村明秀騎手（4戦0勝）。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

3月3日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で津村明秀騎手（5戦0勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

3月31日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で津村明秀騎手（6戦0勝）。15頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ形となり、後続との差を2馬身以上キープして、極端なスローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息の長い末脚を披露し、3着を確保した。

4月28日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で津村明秀騎手（7戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

6月10日、中5週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で津村明秀騎手（8戦0勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて、最後は2着のマイネルアルティマを3/4馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

6月23日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下の恵山特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で津村明秀騎手（9戦1勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて、最後は2着のマイネルヴァルムを3/4馬身振り切って2勝目をつかんだ。

7月22日、中3週で迎えた11戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の大倉山特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。最後は脚色が鈍り7着に終わった。

11月10日、約3か月半の休み明けで迎えた12戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

12月8日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の幕張特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（10戦2勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

4歳（2013年）

1月6日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（11戦2勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい12着に終わった。

2月24日、中6週で迎えた15戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の富里特別（中山芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。最後は脚勢が鈍り8着に終わった。

3月16日、中2週で迎えた16戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下の鎌ケ谷特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が悪くなり16着に終わった。

4月20日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、4着を確保した。

5月12日、中2週で迎えた18戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の立川特別（東京芝1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて、最後は2着のチキウミサキを3/4馬身振り切って勝利を手に入れた。

6月8日、中3週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下の江の島特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（1戦0勝）。17頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り11着に敗れた。

7月28日、中6週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の北洋特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったヤマニンリップルにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

8月17日、中2週で迎えた21戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の大倉山特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のデルマイザナミを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

12月15日、約4か月の休み明けで迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の南総ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（3戦1勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。先手を取り、若干緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず9着に終わった。

5歳（2014年）

2月22日、中9週で迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上1600万下の初音ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（4戦1勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて7着に終わった。

3月23日、中3週で迎えた24戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の韓国馬事会杯（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい10着に終わった。

7月12日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の五稜郭ステークス（函館芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。

7月26日、中1週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた26戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の札幌競馬場グランドオープン記念（札幌芝2000m 雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に終わった。

10月4日、中9週で馬体重を前走から22kg戻して迎えた27戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の秋風ステークス（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての17番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり10着に終わった。

12月7日、中8週で迎えた28戦目は、3歳以上1600万下の市川ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（5戦1勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり8着に終わった。