アラカワコマチ（1986年生、母アラカワヒメ）

アラカワコマチ（1986年3月2日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。品種はサラブレッド系で、毛色は鹿毛。種牡馬のトウショウルチェー（当時9歳）と交配したアラカワヒメが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）信田牧場。戦績は、中央平地12戦1勝。主な勝ち鞍は1988年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

大和田稔厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1988年）

8月20日、デビュー戦は伊藤暢康騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（新潟芝1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は466kg。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

9月4日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（新潟芝1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で伊藤暢康騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて、最後は2着のランセルシチーを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

10月1日、中3週で迎えた3戦目は、蛯沢誠治騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの芙蓉特別（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

10月8日、連闘で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳400万下のサフラン賞（東京芝1600m 小雨/良）に出走。鞍上は伊藤暢康騎手（2戦1勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

3歳（1989年）

5月28日、約7か月半の休み明けで迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳400万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤暢康騎手（3戦1勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では末脚が振るわず15着に敗れた。

7月8日、中5週で迎えた6戦目は、上田悟騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下のすいれん賞（中京芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

4歳（1990年）

4月28日、約10か月の休養明けで迎えた7戦目は、5歳以上500万下の小野川湖特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は伊藤暢康騎手（4戦1勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

5月12日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた8戦目は、津留千彰騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

6月10日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は伊藤暢康騎手（5戦1勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

7月14日、中4週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤暢康騎手（6戦1勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

7月21日、連闘で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤暢康騎手（7戦1勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場なく10着に終わった。

7月28日、連闘で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で伊藤暢康騎手（8戦1勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。