アイテイヒロイン（1988年生、母メジロウネビ）

アイテイヒロイン（1988年4月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアーテイアス（当時14歳）と交配したメジロウネビが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）棚川牧場。戦績は、中央平地12戦2勝、地方9戦1勝。主な勝ち鞍は1992年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

瀬戸口勉厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1991年）

5月11日、デビュー戦は加用正騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

5月26日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加用正騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のラインダンスに2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

6月16日、中2週で迎えた3戦目は、4歳500万下（中京芝1000m 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で加用正騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

6月29日、中1週で迎えた4戦目は、4歳500万下のえのき賞（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で加用正騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

7月28日、中3週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で加用正騎手（4戦1勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に敗れた。

8月17日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で加用正騎手（5戦1勝）。15頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた7戦目は、牧田和弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず11着に終わった。

4歳（1992年）

2月8日、約5か月半の休養明けで迎えた8戦目は、柿元嘉和騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は減速してしまい12着に終わった。

2月16日、連闘で迎えた9戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柿元嘉和騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のラインオブキリーに2馬身半の差をつけて2勝目を獲得した。

3月1日、中1週で迎えた10戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は加用正騎手（6戦1勝）。14頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり14着に終わった。

3月14日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、日吉正和騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の鈴鹿特別（中京芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバテてしまい15着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下の知多特別（中京芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は加用正騎手（7戦1勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

5月12日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、C1ハ（中京(地)ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた14戦目は、C1ニ（名古屋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で児島真二騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月10日、中1週で迎えた15戦目は、C1ニ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で児島真二騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。10着に敗れた。

8月7日、中7週で迎えた16戦目は、一般C1ホ（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で児島真二騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のスナークカオリに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

8月20日、中1週で迎えた17戦目は、C1ロ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で児島真二騎手（4戦1勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた18戦目は、C1ロ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で児島真二騎手（5戦1勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月7日、中4週で迎えた19戦目は、C1ロ（中京(地)ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で児島真二騎手（6戦1勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。12着に終わった。

10月15日、連闘で迎えた20戦目は、C1ハ（中京(地)ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で児島真二騎手（7戦1勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月14日、中3週で迎えた21戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、C1ニ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。