アルマエルモ（2012年生、母コスモハイクラス）

アルマエルモ（2012年3月11日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋兜（伊）」。毛色は芦毛。種牡馬のクロフネ（当時14歳）と交配したコスモハイクラスが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はイワミ牧場。戦績は、中央平地10戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2014年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

高橋文雅厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

7月12日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島ダート1150m 晴/良）に出走。馬体重は424kg。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入った。

8月16日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1200m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

10月5日、中6週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた3戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

12月7日、中8週で迎えた4戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、伸びてきたビヨンジオール決め手に屈して半馬身差の2着となった。

12月21日、中1週で迎えた5戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不屈の敢闘精神で渋太く粘り込んで先頭に立ち、最後は2着のユメノマイホームをハナ差振り切って初白星を挙げた。

3歳（2015年）

2月8日、中6週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳500万下の春菜賞（東京芝1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

3月1日、中2週で迎えた7戦目は、3歳500万下（中山芝1200m 外回り雨/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦1勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はタレてしまい11着に終わった。

5月3日、中8週で迎えた8戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって15着に終わった。

10月3日、約5か月の休養明けで迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい12着に敗れた。

12月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の桑名特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての15番人気で16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は減速してしまい15着に終わった。