ラニカイサンデー（2014年生、母プリティタヤス）

ラニカイサンデー（2014年4月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ハワイのラニカイビーチより＋母父父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のジャングルポケット（当時16歳）と交配したプリティタヤスが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は対馬正。主な勝ち鞍は2019年の喜多方特別(500万下)。

経歴

デビュー前

池添兼雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2016年）

7月23日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は438kg。18頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸びを見せたが、ヴゼットジョリーに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

8月7日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

9月18日、中5週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（2戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

10月10日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松山弘平騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったボンセルヴィーソにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

10月29日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（京都芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で松山弘平騎手（4戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

11月20日、中2週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は6戦連続で松山弘平騎手（5戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい12着に敗れた。

12月24日、中4週で迎えた7戦目は、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で松山弘平騎手（6戦0勝）。18頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、伸びてきたファンタジステラ決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

3歳（2017年）

1月21日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で松山弘平騎手（7戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のベイビーステップを3/4馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

3月18日、中7週で迎えた9戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のファルコンステークス（中京芝1400m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

4月16日、中3週で迎えた10戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

4歳（2018年）

2月10日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は松山弘平騎手（8戦1勝）。18頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

3月4日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた12戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（9戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では全く伸びず13着に敗れた。

8月5日、約5か月の休養明けで迎えた13戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の筑紫特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

9月1日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下の八幡特別（小倉芝1200m 小雨/重）に出走。鞍上は松山弘平騎手（10戦1勝）。18頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が鈍り15着に敗れた。

9月9日、連闘で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（11戦1勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に終わった。

10月13日、中4週で迎えた16戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた17戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の松浜特別（新潟芝1800m 外回り曇/重）に出走。17頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、6着に入り込んだ。

5歳（2019年）

1月27日、約3か月の休み明けで迎えた18戦目は、4歳以上500万下（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は荻野極騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で大外18番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く14着に敗れた。

3月17日、中6週で迎えた19戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1600m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

4月7日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下の喜多方特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線に入ると、前で粘るボスキャットグレイを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

4月21日、中1週で迎えた21戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の福島中央テレビ杯（福島芝1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

5月18日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上1000万下の大日岳特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

6月8日、中2週で迎えた23戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの舞子特別（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。13頭立ての12番人気で大外13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら10番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

8月17日、中9週で迎えた24戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの戸畑特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

9月8日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上2勝クラスの瀬戸内海特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく6着に終わった。

11月9日、中8週で迎えた26戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの三鷹特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく7着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた27戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（京都芝1600m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

6歳（2020年）

1月19日、中7週で迎えた28戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの巌流島特別（小倉芝1200m 曇/重）に出走。18頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず15着に終わった。

2月1日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた29戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの花見小路特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい12着に終わった。

3月28日、中7週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた30戦目は、4歳以上2勝クラスの岡崎特別（中京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

4月19日、中2週で迎えた31戦目は、4歳以上2勝クラスの山陽特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は国分恭介騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では全く伸びず11着に終わった。

4月26日、連闘で迎えた32戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの比良山特別（京都芝2200m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

2020年4月29日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。