トウカイリュウオー（1991年生、母トウカイナチユラル）

トウカイリュウオー（1991年5月29日）は、日本の競走馬。毛色は鹿毛。種牡馬のスルーザドラゴン（当時9歳）と交配したトウカイナチユラルが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）長浜牧場。戦績は、中央平地28戦3勝2着2回、地方4戦0勝。主な勝ち鞍は1995年の穂高特別(900万下)。

経歴

デビュー前

松元省一厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1994年）

5月14日、デビュー戦は田島信行騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（新潟芝1400m 外回り晴/良）に出走。馬体重は462kg。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のバンブーパンジャに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

6月11日、中3週で迎えた2戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のあじさい賞（阪神芝1400m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に敗れた。

7月2日、中2週で迎えた3戦目は、4歳500万下（中京芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

4歳（1995年）

1月14日、約6か月半の休養明けで迎えた4戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天資のガッツでゴールまで力戦し、4着に入り込んだ。

1月29日、中1週で迎えた5戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村山明騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

2月4日、連闘で迎えた6戦目は、5歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で村山明騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

3月4日、中3週で迎えた7戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で村山明騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、勝ったメイショウネロを3/4馬身捉え切れず2着となった。

3月25日、中2週で迎えた8戦目は、5歳以上500万下の乗鞍特別（中京ダート1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で村山明騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

4月8日、中1週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で村山明騎手（5戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のニチドウサイクロンを半馬身振り切って2勝目をゲットした。

4月30日、中2週で迎えた10戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下のシドニートロフィー（京都芝1600m 外回り曇/良）に53kgの軽斤量で出走。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

5月20日、中2週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の加古川特別（中京ダート1700m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は村山明騎手（6戦1勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、4着に入り込んだ。

6月4日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下の山科特別（京都芝1400m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村山明騎手（7戦1勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい6着に終わった。

6月25日、中2週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下（中京芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で村山明騎手（8戦1勝）。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下の穂高特別（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で村山明騎手（9戦1勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のメジロランブールを半馬身振り切って3勝目を挙げた。

5歳（1996年）

4月20日、約9か月半の休み明けで迎えた15戦目は、5歳以上900万下の金北山特別（新潟芝2000m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で村山明騎手（10戦2勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

5月26日、中4週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下のインディア・トロフィー（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で村山明騎手（11戦2勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に終わった。

6月15日、中2週で迎えた17戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。

7月7日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、5歳以上900万下の三宮特別（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は失速してしまい8着に敗れた。

7月21日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた19戦目は、4歳以上900万下の天草特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で芹沢純一騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露し、3着に入った。

8月3日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下の西海賞（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で芹沢純一騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に敗れた。

9月1日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上900万下の不知火特別（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は村山明騎手（12戦2勝）。6頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が冴えず3着に終わった。

9月14日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の蓬莱峡特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村山明騎手（13戦2勝）。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

9月30日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上900万下の飯豊特別（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で村山明騎手（14戦2勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

6歳（1997年）

2月1日、約4か月の休養明けで迎えた24戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の早鞆特別（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で村山明騎手（15戦2勝）。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したニューシティボーイにアタマ差届かず2着となった。

3月1日、中3週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の瀬戸特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で村山明騎手（16戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、3着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた26戦目は、5歳以上900万下の伊良湖特別（中京ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で村山明騎手（17戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

4月13日、中3週で迎えた27戦目は、5歳以上900万下の赤穂特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で村山明騎手（18戦2勝）。18頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

7歳（1998年）

9月12日、約17か月の休み明けで迎えた28戦目は、白浜雄造騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では末脚に勢いがなく16着に終わった。

11月22日、中9週で迎えた29戦目は、西村栄喜騎手を鞍上に迎えて、高岳特設（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月12日、中2週で迎えた30戦目は、中岳特設（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村栄喜騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。7着に終わった。

8歳（1999年）

1月10日、中3週で迎えた31戦目は、高岳特設（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西村栄喜騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。8着に終わった。

1月23日、中1週で迎えた32戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で西村栄喜騎手（3戦0勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。