ツヴィリング（2020年生、母マダムウルル）

ツヴィリング（2020年5月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ふたご座(独)。本馬が5月24日生まれのふたご座であるため」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマジェスティックウォリアー（当時15歳）と交配したマダムウルルが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は市川フアーム。主な勝ち鞍は2023年のはないち芦屋・伊丹カップ(C2三)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、市川ファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、KRジャパンによって770万円で落札された。

田中博康厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2023年）

3月11日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では脚を伸ばせず15着に終わった。

5月28日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた2戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

6月10日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武藤雅騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい10着に敗れた。

7月9日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で武藤雅騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では賦性の負けん性を発揮してゴールまで頑張り、3着に入った。

8月23日、中5週で迎えた5戦目は、3歳戦のオーガストフラワー賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で武藤雅騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

9月22日、中3週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた6戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、はないち芦屋・伊丹カップ（園田ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るヴォルテッジョを目の覚めるような末脚で3/4馬身差し切って初勝利を挙げた。

10月11日、中2週で迎えた7戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1二（園田ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のピュアマークスをアタマ差振り切って勝利を手中に収めた。