バケットリスト（2015年生、母レチャーダ）

バケットリスト（2015年4月30日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「死ぬまでにやりたい事のリスト」。毛色は鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時16歳）と交配したレチャーダが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は宮内牧場。戦績は、中央平地13戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2018年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、宮内牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、宮内牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、宮城寛也によって756万円で落札された。

高橋文雅厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

9月3日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は470kg。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪い、リードを2馬身以上キープして、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず9着に終わった。

9月17日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1800m 小雨/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したムーランナヴァンを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

10月22日、中4週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京芝1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、5着に終わった。

11月19日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

12月3日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のジェネラルシップに1馬身1/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3歳（2018年）

1月21日、中6週で迎えた6戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の若竹賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、レノヴァールにクビ差交わされて2着に惜敗した。

2月25日、中4週で迎えた7戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（中山芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に敗れた。

3月17日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、F.ミナリク騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のフラワーカップ（中山芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が上がってしまい10着に終わった。

5月20日、中8週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた9戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

6月24日、中4週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず10着に敗れた。

9月2日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のジャコマルをクビ差振り切って2勝目を手中に収めた。

9月17日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の白井特別（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい7着に敗れた。

11月18日、中8週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の衣笠特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（1戦1勝）。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、伸びてきたテーオービクトリー決め手に屈してクビ差の2着となった。

4歳（2019年）

2月2日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた14戦目は、4歳以上1000万下の中京スポーツ杯（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい8着に終わった。

3月3日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の太宰府特別（小倉芝1800m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で菱田裕二騎手（3戦1勝）。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が鈍り14着に敗れた。

5月5日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた16戦目は、4歳以上1000万下の立川特別（東京ダート1600m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は吉田豊騎手（4戦1勝）。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

7月7日、中8週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスのかもめ島特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（4戦1勝）。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上2勝クラスの松前特別（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（5戦1勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では天授の負けじ魂を発揮してゴールまで頑張り、4着を確保した。

8月31日、中5週で迎えた19戦目は、3歳以上2勝クラスの日高特別（札幌芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で菱田裕二騎手（6戦1勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に終わった。

10月19日、中6週で迎えた20戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて4着に終わった。

12月7日、中6週で迎えた21戦目は、3歳以上2勝クラス（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスのクリスマスキャロル賞（阪神芝1600m 外回り雨/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は菱田裕二騎手（7戦1勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に終わった。

5歳（2020年）

1月6日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上2勝クラス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は野中悠太郎騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり9着に終わった。

3月15日、中9週で迎えた24戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（中山芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

3月31日、中1週で迎えた25戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。15頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では決め手が足りず12着に終わった。

6月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた26戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの青梅特別（東京ダート1600m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。

2020年6月26日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。