ナスノギンガ（2005年生、母ティアラⅡ）

ナスノギンガ（2005年4月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋銀河」。毛色は芦毛。種牡馬のボストンハーバー（当時11歳）と交配したティアラⅡが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（株）前田ファーム。戦績は、中央平地9戦0勝、地方1戦1勝。主な勝ち鞍は2008年の生駒山特別。

経歴

デビュー前

五十嵐忠男厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

7月29日、デビュー戦は北村友一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は428kg。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

8月11日、中1週で迎えた2戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1500m 曇/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

9月2日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく3着に終わった。

9月17日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

3歳（2008年）

1月26日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

2月10日、中1週で迎えた6戦目は、田村太雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/不良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に終わった。

3月1日、中2週で迎えた7戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

3月8日、連闘で迎えた8戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

3月22日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場なく9着に敗れた。

5月1日、中5週で迎えた10戦目は、3歳戦の生駒山特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るビッグマイウエーを豪脚で3/4馬身差し切って待望の初勝利を挙げた。