アイノバトル（2000年生、母アイノロイヤル）

アイノバトル（2000年4月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋戦い」。毛色は栗毛。種牡馬のキンググローリアス（当時14歳）と交配したアイノロイヤルが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は青森県、生産者は（有）明成牧場。戦績は、中央平地25戦1勝2着2回、地方8戦3勝。主な勝ち鞍は2003年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

成宮明光厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

11月2日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。15頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

3歳（2003年）

1月26日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず10着に終わった。

2月8日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

2月17日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、3歳戦のツインドリーム特別（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で石神深一騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

3月15日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で石神深一騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

3月30日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石神深一騎手（4戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

4月13日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で石神深一騎手（5戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

4月27日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で石神深一騎手（6戦0勝）。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。

5月17日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は柴田大知騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に終わった。

6月8日、中2週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた10戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は石神深一騎手（7戦0勝）。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮し、3着に入った。

6月28日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた11戦目は、3歳未勝利（福島芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（8戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

7月13日、中1週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石神深一騎手（9戦0勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、抜け出したエンジェルラックを差し切れず、3馬身半差の2着となった。

7月27日、中1週で迎えた13戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で石神深一騎手（10戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、逃げるオンワードハヤテを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

8月17日、中2週で迎えた14戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で石神深一騎手（11戦0勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のイントレピッドに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月27日、中5週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で石神深一騎手（12戦1勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。

10月13日、中1週で迎えた16戦目は、銀河賞（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で石神深一騎手（13戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、鮮烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のローランシガーに2馬身半の差をつけて制した。

11月1日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の河口湖特別（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で石神深一騎手（14戦2勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に終わった。

11月23日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で石神深一騎手（15戦2勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて14着に終わった。

4歳（2004年）

1月18日、中7週で迎えた19戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

1月31日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は石神深一騎手（16戦2勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

3月7日、中4週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下の鎌ケ谷特別（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（17戦2勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず13着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた22戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では今一つ伸び切れず15着に終わった。

7月18日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は石神深一騎手（18戦2勝）。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

8月14日、中3週で迎えた24戦目は、南田雅昭騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

9月12日、中3週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は石神深一騎手（19戦2勝）。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

10月11日、中3週で迎えた26戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、銀河賞（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

11月14日、中4週で迎えた27戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は石神深一騎手（20戦2勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

5歳（2005年）

3月5日、約3か月半の休み明けで迎えた28戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい14着に終わった。

6歳（2006年）

2月15日、約11か月半の休み明けで迎えた29戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天授の負けじ心を発揮してゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

3月6日、中2週で迎えた30戦目は、一般C1八九（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森下博騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

4月3日、中3週で迎えた31戦目は、一般C1五アイ（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で森下博騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立ち、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトビザルに8馬身の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

7月3日、約3か月の休み明けで迎えた32戦目は、一般C1四五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森下博騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るジュエルゴールドをクビ差だけ差し切って先頭ゴールを果たした。

7歳（2007年）

3月5日、約8か月の休養明けで迎えた33戦目は、一般C2一アイ（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で森下博騎手（4戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。