ニッポーガイセン（1990年生、母スイートアグネス）

ニッポーガイセン（1990年2月27日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のモガミ（当時14歳）と交配したスイートアグネスが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はシンボリ牧場。戦績は、中央平地14戦1勝2着1回、中央障害1戦0勝。主な勝ち鞍は1993年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

保田隆芳厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1993年）

2月7日、デビュー戦は郷原洋行騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず12着に終わった。

2月21日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋行騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

3月20日、中3週で迎えた3戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では非凡な末脚を披露し、3着に入り込んだ。

4月3日、中1週で迎えた4戦目は、徳吉孝士騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったサバンナキーネスに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

4月17日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月9日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（東京芝2000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に敗れた。

7月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で郷原洋司騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

8月14日、中2週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で郷原洋司騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9月11日、中3週で迎えた9戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では生来の負けん性を発揮してどうにかこうにかゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、4着に終わった。

10月3日、連闘で迎えた11戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田政人騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るケンセツセイコーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月30日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で柴田政人騎手（3戦1勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

11月21日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田政人騎手（4戦1勝）。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり13着に敗れた。

12月4日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で柴田政人騎手（5戦1勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

4歳（1994年）

2月5日、中8週で迎えた15戦目は、臼井武騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。