アルタントプチ（2003年生、母オサイチジョウ）

アルタントプチ（2003年2月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「黄金史（モンゴル語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のパークリージエント（当時22歳）と交配したオサイチジョウが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）セントラル・スタッド。戦績は、中央平地26戦1勝2着1回、地方1戦1勝。主な勝ち鞍は2006年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、セントラル・スタッドから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

菊川正達厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

12月18日、デビュー戦は赤木高太郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、4着を確保した。

3歳（2006年）

1月21日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

2月5日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

5月21日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた4戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

6月17日、中3週で迎えた5戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、リードを2馬身以上保って、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では印象的な伸び脚を見せたが、バンブージェイに交わされて3馬身半差の2着となった。

7月1日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入った。

8月13日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田伸二騎手（3戦0勝）。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

9月20日、中4週で迎えた9戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のベテルギウス特別（旭川ダート1600m 晴/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のナムラフウウンジに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月21日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（東京ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦1勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天資の闘志でゴールまで力戦し、5着を確保した。

12月3日、中5週で迎えた11戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入った。

12月24日、中2週で迎えた12戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のアイファードラゴンをクビ差振り切って勝利をモノにする

4歳（2007年）

6月17日、約6か月の休み明けで迎えた13戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で塚田祥雄騎手（1戦1勝）。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚が上がってしまい13着に敗れた。

6月24日、連闘で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で塚田祥雄騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き6着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた15戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

9月29日、約3か月の間隔を開けて迎えた16戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着に入った。

10月13日、中1週で迎えた17戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

11月4日、中2週で迎えた18戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

11月25日、中2週で迎えた19戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取り、非常に緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場勇人騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

5歳（2008年）

1月26日、中6週で迎えた21戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく7着に終わった。

7月13日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた22戦目は、D.ホワイト騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に敗れた。

8月23日、中5週で迎えた23戦目は、梶晃啓騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

6歳（2009年）

4月25日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた24戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1700m 雨/重）に出走。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

5月23日、中3週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

12月12日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた26戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/重）に出走。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に終わった。

7歳（2010年）

1月23日、中5週で迎えた27戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が衰えて14着に終わった。