マターラミツル（1997年生、母バースルート）

マターラミツル（1997年4月8日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のメジロマックイーン（当時10歳）と交配したバースルートが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（有）登別上水牧場。戦績は、中央平地22戦2勝。主な勝ち鞍は2000年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、上水牧場から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって525万円で落札された。

石坂正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1999年）

7月18日、デビュー戦は飯田祐史騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（小倉芝1000m 曇/稍重）に出走。馬体重は424kg。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

8月8日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず8着に終わった。

8月29日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で飯田祐史騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、3着に入った。

9月26日、中3週で迎えた4戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

10月16日、中2週で迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

11月7日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では強烈な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のダンツセーフティーに3馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

12月5日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定2歳G1の阪神3歳牝馬ステークス（阪神芝1600m 曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は飯田祐史騎手（3戦0勝）。14頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

3歳（2000年）

1月8日、中4週で迎えた8戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の福寿草特別（京都芝2000m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

2月6日、中3週で迎えた9戦目は、4歳500万下の梅花賞（京都芝1800m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（4戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

6月10日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳500万下（中京芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい15着に敗れた。

7月9日、中3週で迎えた11戦目は、4歳500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

8月19日、中5週で迎えた12戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のローレルハイエストに4馬身の差をつけて優勝

9月17日、中3週で迎えた13戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G2のローズステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に敗れた。

10月15日、中3週で迎えた14戦目は、牝馬限定3歳G1の秋華賞（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。

11月4日、中2週で迎えた15戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず最後はオグリビーナスと並んで5着同着となった。

11月25日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の衣笠特別（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4歳（2001年）

8月11日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の対馬特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。

5歳（2002年）

2月10日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた18戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の山国川特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

3月2日、中2週で迎えた19戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に敗れた。

3月23日、中2週で迎えた20戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の御在所特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、4着に終わった。

4月27日、中4週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下の二王子特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に敗れた。

5月12日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。