ユーエスプリンセス（1992年生、母エスポアール）

ユーエスプリンセス（1992年4月10日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマークオブディスティンクション（当時6歳）と交配したエスポアールが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道幌泉郡えりも町、生産者は大和牧場。戦績は、中央平地19戦1勝。主な勝ち鞍は1995年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

伊藤竹男厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1995年）

2月25日、デビュー戦は小野次郎騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は410kg。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

3月11日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳新馬（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

4月2日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で小野次郎騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

4月29日、中3週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小野次郎騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず7着に敗れた。

5月20日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小野次郎騎手（4戦0勝）。18頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に敗れた。

6月10日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（東京芝2000m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で小野次郎騎手（5戦0勝）。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、3着に入り込んだ。

8月12日、中8週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（新潟芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で小野次郎騎手（6戦0勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に敗れた。

9月3日、中2週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（新潟芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で小野次郎騎手（7戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のマイガバナーをハナ差振り切って待望の初白星を挙げた。

9月23日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で小野次郎騎手（8戦1勝）。15頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

10月14日、中2週で迎えた10戦目は、吉永護騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の笹山特別（新潟芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（9戦1勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

11月25日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（10戦1勝）。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

12月23日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小野次郎騎手（11戦1勝）。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

4歳（1996年）

9月30日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた14戦目は、本間忍騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の春日山特別（新潟芝1800m 曇/良）に出走。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい13着に終わった。

10月19日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は吉永護騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

11月16日、中3週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉永護騎手（2戦0勝）。17頭立ての17番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では決め手に欠いて16着に終わった。

5歳（1997年）

7月27日、約8か月半の休養明けで迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の笹山特別（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（12戦1勝）。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、5着に入り込んだ。

8月23日、中3週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の新津特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（13戦1勝）。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。最後は一杯になって12着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた19戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。