バトラコトキシン（2007年生、母ミラクルウィッチ）

バトラコトキシン（2007年5月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「吹き矢の毒に用いられたもの」。毛色は鹿毛。種牡馬のサンライズペガサス（当時9歳）と交配したミラクルウィッチが17歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）八木農場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方10戦0勝2着2回。

経歴

デビュー前

1歳のとき、八木農場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

嶋田潤厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2010年）

2月14日、デビュー戦は大庭和弥騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は450kg。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では決め手に欠いて16着に終わった。

3月31日、中5週で迎えた2戦目は、3歳戦のマーチフラワー賞（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に終わった。

6月24日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から13kg増やして迎えた3戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のツイントップ特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では電光石火の末脚を発揮したが、3着に終わった。

7月20日、中3週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた4戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の能登見附島賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

8月29日、中5週で迎えた5戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

9月11日、中1週で迎えた6戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。13頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

11月2日、中6週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた7戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

11月17日、中1週で迎えた8戦目は、松平幸秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったサクセスゴーランドに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

11月30日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松平幸秀騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、伸びてきたバンブーパト決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

12月14日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で松平幸秀騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

12月30日、中1週で迎えた11戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

4歳（2011年）

1月18日、中2週で迎えた12戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。

2月1日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。