リキオリンピア（2001年生、母Opera Queen）

リキオリンピア（2001年9月25日）は、オーストラリアで生まれ、日本で調教された競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「家族名＋ギリシャの地名」。毛色は鹿毛。種牡馬のエンドスウィープ（当時10歳）と交配したOpera Queenが7歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地6戦0勝、地方13戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2003年のフレッシュゴールド。

経歴

デビュー前

15歳のとき、チャンピオンズファームから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。

角田輝也厩舎（名古屋）へ入厩。

2歳（2003年）

10月30日、デビュー戦は吉田稔騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュゴールド（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は438kg。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のマイパフィーに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月19日、中2週で迎えた2戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、2歳（笠松ダート1400m 曇/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアルトタイガーに1馬身半の差をつけて2勝目を獲得した。

3歳（2004年）

1月5日、中6週で迎えた3戦目は、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（1戦1勝）。15頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

3月5日、中8週で迎えた4戦目は、鈴木啓之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳ハンデ戦のパンジー特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では逸出した伸び脚で驀進したが、アストロラヴに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

4月12日、中4週で迎えた5戦目は、3歳戦のアイリス特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木啓之騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい13着に敗れた。

5月24日、中5週で迎えた6戦目は、堀千亜樹騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のひなげし特別（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り13着に敗れた。

6月28日、中4週で迎えた7戦目は、3歳戦のかすみそう特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は鈴木啓之騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。

8月7日、中5週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳戦の撫子特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木啓之騎手（3戦0勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天授の敢闘精神でゴールまで頑張り、5着を確保した。

9月21日、中5週で迎えた9戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月4日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦のサフラン特別（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のコーリンラヴィアンに3馬身の差をつけて制した。

10月19日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の一般B5（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田稔騎手（4戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のアーバンライナーに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月27日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた12戦目は、M.スミス騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

12月19日、中2週で迎えた13戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい14着に終わった。

4歳（2005年）

1月30日、中5週で迎えた14戦目は、生野賢一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての17番人気で16番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦し、4着を確保した。

3月5日、中4週で迎えた15戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の鞍ケ池特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい8着に敗れた。

4月3日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の喜多方特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

7月18日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から17kg戻して迎えた17戦目は、一般B2（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（5戦3勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって5着に敗れた。

8月9日、中2週で迎えた18戦目は、倉地学騎手を鞍上に迎えて、一般B2（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

8月22日、中1週で迎えた19戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、カンナ特別（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に終わった。