アオリスト（2013年生、母リゼリ）

アオリスト（2013年3月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「境界のない、範囲が不確定（ギリシャ語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のファルブラヴ（当時15歳）と交配したリゼリが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はヴェルサイユファーム（株）。戦績は、中央平地6戦1勝、地方15戦0勝2着2回。主な勝ち鞍は2015年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、三城牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、小田吉男によって399.6万円で落札された。

安達昭夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

9月19日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は506kg。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして難なく抜け出し、最後は2着のウインフェルベールに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2016年）

1月9日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦1勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では最後まで息が続かず15着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた4戦目は、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（3戦1勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい7着に終わった。

6月25日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 小雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で和田竜二騎手（4戦1勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では全く伸びず16着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた6戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1400m 晴/稍重）に出走。18頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり17着に終わった。

8月26日、中6週で迎えた7戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、宮代巨峰賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に敗れた。

4歳（2017年）

2月22日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた8戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、越生梅林賞（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

3月1日、連闘で迎えた9戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

3月8日、連闘で迎えた10戦目は、一般C1六七（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川島正太郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

3月29日、中2週で迎えた11戦目は、幸手桜まつり賞（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に敗れた。

4月5日、連闘で馬体重を前走から15kg減らして迎えた12戦目は、神速賞（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は川島正太郎騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、デトロイトスターに交わされて1馬身半差の2着となった。

4月11日、連闘で迎えた13戦目は、いちご賞（船橋ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川島正太郎騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。

6月22日、中9週で迎えた14戦目は、新月賞（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で川島正太郎騎手（4戦0勝）。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり7着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた15戦目は、一般C1六七（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で川島正太郎騎手（5戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は力尽きて10着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた16戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、ちちぶのじかプロジェクト賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

8月17日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、埼玉の地酒で乾杯!で賞（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は川島正太郎騎手（6戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

9月8日、中2週で迎えた18戦目は、一般C1三四（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は坂井英光騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

12月13日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から34kg増やして迎えた19戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

5歳（2018年）

1月3日、中2週で迎えた20戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、イカヅチ賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したリックカグラを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

2月2日、中3週で迎えた21戦目は、中越琉世騎手を鞍上に迎えて、先鋒賞（川崎ダート900m 曇/不良）に出走。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。