サンライズアバカス（2008年生、母シェリーザ）

サンライズアバカス（2008年3月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋そろばん」。毛色は鹿毛。種牡馬のフレンチデピュティ（当時16歳）と交配したシェリーザが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、中央平地7戦1勝、地方16戦0勝。主な勝ち鞍は2010年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

音無秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

10月23日、デビュー戦は高倉稜騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は476kg。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のシャイニーホークに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月13日、中2週で迎えた2戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、2歳G2の京王杯2歳ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に終わった。

3歳（2011年）

4月17日、約5か月の休み明けで迎えた3戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。

4月30日、中1週で迎えた4戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず12着に敗れた。

5月21日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下のこでまり賞（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では今一つ伸び切れず14着に終わった。

8月7日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

9月4日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では伸びを欠き12着に敗れた。

11月29日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、赤嶺亮騎手を鞍上に迎えて、こいぬ座特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた9戦目は、ジングルベル特別（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で赤嶺亮騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

12月31日、中1週で迎えた10戦目は、一般B3五 C1五（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で赤嶺亮騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が衰えて14着に終わった。

4歳（2012年）

1月19日、中2週で迎えた11戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、銀嶺特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。

2月1日、中1週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた12戦目は、鴻巣びっくりひな祭り賞（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

3月8日、中4週で迎えた13戦目は、若葉特別（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では決め手に欠いて15着に終わった。

3月27日、中2週で迎えた14戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、デネボラ特別（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

4月18日、中2週で迎えた15戦目は、こぐま座特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉村一樹騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

5月3日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた16戦目は、田中正一騎手を鞍上に迎えて、2012千葉サラブレッドセール開催記念（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

5月24日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた17戦目は、こぎつね座特別（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中正一騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた18戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、かんむり座特別（大井ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

6月26日、中2週で迎えた19戦目は、門別グランシャリオ賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で達城龍次騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた20戦目は、花氷特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で達城龍次騎手（2戦0勝）。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

7月31日、中2週で迎えた21戦目は、一般C1五 C2三（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で達城龍次騎手（3戦0勝）。13頭立ての12番人気で大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手が足りず9着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた22戦目は、安藤洋一騎手を鞍上に迎えて、一般C1六七（大井ダート1200m 曇/良）に出走。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた23戦目は、一般C1五六（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤洋一騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。