トゥーマイファン（2003年生、母スイートアカデミー）

トゥーマイファン（2003年2月1日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ファンの皆さんへ」。毛色は栗毛。種牡馬のクロコルージュ（当時8歳）と交配したスイートアカデミーが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）木田牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、地方22戦5勝。主な勝ち鞍は2007年の仲谷光太郎全競馬場来場記念(一般C2-2)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、木田牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

伊藤伸一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2006年）

1月29日、デビュー戦は柴山雄一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は418kg。15頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

2月19日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

4月2日、中5週で迎えた3戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1800m 曇/良）に出走。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

4月30日、中3週で迎えた4戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に終わった。

7月22日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟芝1400m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田中博康騎手（1戦0勝）。17頭立ての17番人気で18番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

8月19日、中3週で迎えた6戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

9月9日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で塚田祥雄騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

9月23日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

10月31日、中4週で馬体重を前走からさらに22kg増やして迎えた9戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、一般C4-6（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

11月14日、中1週で迎えた10戦目は、一般C4-6（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて7着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定戦のユリオプスデージー賞（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で桑野等騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線に入ると、前で粘るブライティアテラスを上がり0位の末脚でアタマ差だけ差し切って待望の初白星を挙げた。

12月12日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定戦のノースポール賞（金沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で桑野等騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に敗れた。

12月25日、中1週で迎えた13戦目は、一般C4-3（金沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で桑野等騎手（4戦1勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に終わった。

4歳（2007年）

1月3日、連闘で迎えた14戦目は、一般C4-4（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で桑野等騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

4月2日、約3か月の間隔を開けて迎えた15戦目は、一般C4-3（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で桑野等騎手（6戦1勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

4月15日、中1週で迎えた16戦目は、一般C4-2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で桑野等騎手（7戦1勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

5月4日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定戦のスイートピー賞（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で桑野等騎手（8戦1勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

5月13日、連闘で迎えた18戦目は、一般C4-2（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で桑野等騎手（9戦1勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた19戦目は、一般C5-2（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で桑野等騎手（10戦1勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

6月11日、中1週で迎えた20戦目は、一般C4-3（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は12戦連続で桑野等騎手（11戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず4着に敗れた。

6月25日、中1週で迎えた21戦目は、カシオペア特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は13戦連続で桑野等騎手（12戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトウショウオアシスに5馬身の差をつけて2勝目をゲットした。

7月9日、中1週で迎えた22戦目は、橋野真由美誕生日記念スピカ特別（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で桑野等騎手（13戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るタノムバンチョウを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って制した。

7月23日、中1週で迎えた23戦目は、リゲル特別（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は15戦連続で桑野等騎手（14戦3勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

8月6日、中1週で迎えた24戦目は、横浜競遊会エンタ盃（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で桑野等騎手（15戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るローリエインパクトを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

9月9日、中4週で迎えた25戦目は、シリウス特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は17戦連続で桑野等騎手（16戦4勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた26戦目は、HAB Hit特別（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で桑野等騎手（17戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた27戦目は、仲谷光太郎全競馬場来場記念（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は19戦連続で桑野等騎手（18戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のタカラモモを半馬身振り切って圧倒的人気に応えた。

10月21日、中1週で迎えた28戦目は、一般C1-3（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は20戦連続で桑野等騎手（19戦5勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。

11月5日、中1週で迎えた29戦目は、シリウス特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は21戦連続で桑野等騎手（20戦5勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた30戦目は、シリウス特別（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は22戦連続で桑野等騎手（21戦5勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず8着に敗れた。