シルクメロディ（1987年生、母タイシルク）

シルクメロディ（1987年4月6日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のバリシニコフ（当時8歳）と交配したタイシルクが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は早田牧場新冠支場。戦績は、中央平地28戦2勝2着5回、中央障害11戦0勝。主な勝ち鞍は1990年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

鈴木勝美厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1990年）

4月1日、デビュー戦は吉沢宗一騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（中山ダート1800m 晴/重）に出走。馬体重は510kg。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

4月14日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉沢宗一騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず7着に敗れた。

5月4日、中2週で迎えた3戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1700m 曇/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

5月20日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

6月16日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、細川英二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（札幌ダート1700m 小雨/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

6月30日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた6戦目は、蓑田早人騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、マイネルシャフナーにクビ差交わされて2着となった。

7月14日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で蓑田早人騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、抜け出したフォーティマイルズを捕まえ切れず、ハナ差の2着に惜敗した。

7月29日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で蓑田早人騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたミカルマスデージー決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

9月8日、中5週で迎えた9戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のグッバイヒーローをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

10月6日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（3戦1勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るカイソクダンデーを上がり1位タイの末脚でクビ差だけ差し切って2勝目を手中に収めた。

11月24日、中6週で迎えた12戦目は、C.ブラック騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

12月22日、中3週で迎えた13戦目は、武藤善則騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天資の闘志でゴールまで力戦し、5着に入り込んだ。

4歳（1991年）

1月13日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の頌春賞（中山ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で武藤善則騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

1月27日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の平尾台特別（小倉ダート1700m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は蓑田早人騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフさで最後まで敢闘したが、勝ったサンダーリズムに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

5歳（1992年）

1月5日、約11か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、土谷智紀騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく16着に終わった。

2月8日、中4週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた17戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は蓑田早人騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では根気強くタフに走り抜いたが、勝ったホークジョイナーに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

2月23日、中1週で迎えた18戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蓑田早人騎手（5戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って12着に敗れた。

3月8日、中1週で迎えた19戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蓑田早人騎手（6戦0勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

3月15日、連闘で迎えた20戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1700m 雨/良）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が悪くなり5着に敗れた。

4月19日、中4週で迎えた21戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は土谷智紀騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

9月20日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（4戦2勝）。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（5戦2勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（6戦2勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

10月31日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（7戦2勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

11月8日、連闘で迎えた26戦目は、4歳以上500万下の原町特別（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は土谷智紀騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

12月26日、中6週で迎えた27戦目は、牧之瀬幸夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は力尽きて12着に終わった。

6歳（1993年）

1月6日、中1週で迎えた28戦目は、鈴木勇騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

1月23日、中1週で迎えた29戦目は、瀬古正明騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 曇）に出走。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

2月21日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた30戦目は、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。鞍上は牧之瀬幸夫騎手（1戦0勝）。7頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた31戦目は、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で牧之瀬幸夫騎手（2戦0勝）。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

3月27日、中2週で迎えた32戦目は、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は瀬古正明騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

4月11日、中1週で迎えた33戦目は、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は牧之瀬幸夫騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。3着を確保した。

5月1日、中2週で迎えた34戦目は、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で牧之瀬幸夫騎手（4戦0勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月5日、中4週で迎えた35戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で牧之瀬幸夫騎手（5戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月26日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた36戦目は、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で牧之瀬幸夫騎手（6戦0勝）。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。3着に敗れた。

7月10日、中1週で迎えた37戦目は、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で牧之瀬幸夫騎手（7戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

7歳（1994年）

1月30日、約7か月の休み明けで迎えた38戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で牧之瀬幸夫騎手（8戦0勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

2月19日、中2週で迎えた39戦目は、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は7戦連続で牧之瀬幸夫騎手（9戦0勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。5着に敗れた。