エンジェルラガー（1987年生、母ダイニスピネル）

エンジェルラガー（1987年4月28日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のイナリリユウ（当時13歳）と交配したダイニスピネルが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は青森県、生産者は金谷利吉。戦績は、中央平地7戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1989年のアラ系3歳未勝利。

経歴

デビュー前

大久保光康厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1989年）

10月8日、デビュー戦は林満明騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は466kg。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた2戦目は、塚越一弘騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のベルグオリンプに3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

11月5日、中1週で迎えた3戦目は、アラ系3歳300万下（福島芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で塚越一弘騎手（1戦1勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、サハララインに3/4馬身交わされて2着となった。

11月18日、中1週で迎えた4戦目は、アラ系3歳300万下（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で塚越一弘騎手（2戦1勝）。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、セイユウロマンに交わされて1馬身差の2着に敗れた。

12月3日、中1週で迎えた5戦目は、アラ系3歳オープン（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で塚越一弘騎手（3戦1勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい3着に敗れた。

12月16日、中1週で迎えた6戦目は、2歳オープンのアラブ3歳ステークス（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で塚越一弘騎手（4戦1勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

3歳（1990年）

1月15日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上400万下（京都ダート1200m 晴/良）に牝馬ながら52kgの斤量を背負って出走。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は失速してしまい10着に敗れた。