パスカリ（2020年生、母イングリッド）

Pascali

2020.05.01

パスカリ（2020年5月1日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「バラの品種名。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のエピファネイア（当時10歳）と交配したイングリッドが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者は追分ファーム。主な勝ち鞍は2023年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

杉山晴紀厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

11月20日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り 曇/稍重）に出走。馬体重は464kg。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく5着に終わった。

3歳（2023年）

1月21日、中8週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

2月4日、中1週で迎えた3戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。逃げる形となり、若干遅いペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

3月25日、中6週で迎えた4戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/不良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩やかなペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅調な伸びを見せたが、ベファーナにクビ差交わされて2着に甘んじた。

5月13日、中6週で迎えた5戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。前に出て、かなりのハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のリグレイアーを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

7月1日、中6週で迎えた6戦目は、田口貫太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 曇/不良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきり、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず3着に沈んだ。

7月30日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田口貫太騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって14着に敗れた。

9月24日、中7週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

11月5日、中5週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。

デビュー前

杉山晴紀厩舎（栗東）へ入厩。

12月10日、デビュー戦は松若風馬騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての4番ゲートからスタート。出走取消となった。

4歳（2024年）

2月18日、約3か月半の休み明けで迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったアロットドリームにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

3月17日、中3週で迎えた11戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のビートエモーションをハナ差振り切って雨中の大混戦を制した。