タイセイビクトリア（2021年生、母シャラントレディ）

Taisei Victoria

2021.03.06

タイセイビクトリア（2021年3月6日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+ローマ神話の勝利の女神」。毛色は鹿毛。種牡馬のDeclaration of War（当時12歳）と交配したシャラントレディが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者はタガミファーム。

経歴

デビュー前

1歳のとき、タガミファームから「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって1,100万円で落札された。2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、田中成奉によって935万円で落札された。

高橋義忠厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

9月2日、デビュー戦は横山琉人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1500m 晴/稍重）に出走。馬体重は444kg。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

9月18日、中1週で迎えた2戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

3歳（2024年）

5月11日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた3戦目は、河原田菜々騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。

6月7日、中3週で迎えた4戦目は、塚本征吾騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったケイサンノーブルに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

6月20日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で塚本征吾騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ゼンダンキズナに半馬身交わされて2着に敗北した。

7月4日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で塚本征吾騎手（2戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したアイアンロマンを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

7月18日、中1週で迎えた7戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、タイセイアルテミスに交わされて1馬身差の2着となった。

8月1日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は塚本征吾騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

8月29日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、3歳（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で塚本征吾騎手（4戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月11日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦の内藤宏徳引退記念H社に天晴れ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で塚本征吾騎手（5戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったベーディーナに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月10日、中3週で迎えた11戦目は、池上遼トリプルクラウン記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で塚本征吾騎手（6戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では素晴らしい伸びを見せたが、ヒルノセビリアにクビ差交わされて2着に甘んじた。

10月25日、中1週で迎えた12戦目は、ブラックベリー記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で塚本征吾騎手（7戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた13戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。