スパニッシュクイン（1987年生、母アスキットクイン）

スパニッシュクイン（1987年4月17日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフイリツプオブスペイン（当時18歳）と交配したアスキットクインが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）静内白井牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方6戦2勝。主な勝ち鞍は1989年の3歳。

経歴

デビュー前

凾館政一厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（1989年）

7月1日、デビュー戦は矢内博騎手を鞍上に据えて、3歳（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は457kg。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のハセノトライアンに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

7月20日、中2週で迎えた2戦目は、3歳（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢内博騎手（1戦1勝）。5頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のルースローマンに1馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

8月23日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた3戦目は、2歳戦の若駒特別（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で矢内博騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月13日、中6週で迎えた4戦目は、2歳戦の白菊賞（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で矢内博騎手（3戦2勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月22日、中5週で迎えた5戦目は、2歳戦の平和賞（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で矢内博騎手（4戦2勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月15日、中2週で迎えた6戦目は、2歳戦の万両特別（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で矢内博騎手（5戦2勝）。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。3着に敗れた。

3歳（1990年）

7月29日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、原昌久騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、5着を確保した。

8月11日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で原昌久騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。

8月26日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の湯沢特別（新潟芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で原昌久騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

9月23日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で原昌久騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

10月6日、中1週で迎えた11戦目は、菅原泰夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい4着に敗れた。