カムイイットー（1986年生、母イツトー）

Kamui Itto

1986.04.27

カムイイットー（1986年4月27日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のラツキーソブリン（当時12歳）と交配したイツトーが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）荻伏牧場。戦績は、中央平地6戦2勝。1989年のシンザン記念(G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

伊藤修司厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1988年）

8月6日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（函館芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

12月17日、約4か月半の休み明けで迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のウメノファイヤーをクビ差振り切って初白星を挙げた。

3歳（1989年）

1月15日、中3週で迎えた3戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のシンザン記念（京都芝1600m 外回り 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着に入った。

2月5日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳オープンのエルフィンステークス（京都芝1600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

3月4日、中3週で迎えた5戦目は、田島良保騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定4歳400万下の初雛賞（阪神芝1600m 雨/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、かなりのハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のナナヨーアトラスを3/4馬身振り切って制した。

8月6日、約5か月の休み明けで迎えた6戦目は、4歳以上900万下の長万部特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。