ミスティックパワー（2020年生、母ダーリング）

ミスティックパワー（2020年3月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「不思議な力」。毛色は鹿毛。種牡馬のサトノアラジン（当時9歳）と交配したダーリングが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は藤沢牧場。戦績は、中央平地15戦0勝2着1回、地方8戦2勝。主な勝ち鞍は2023年の3歳以上C2二。

経歴

デビュー前

新谷功一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

10月16日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は502kg。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って6着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた2戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

11月20日、中2週で迎えた3戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

3歳（2023年）

1月18日、中7週で迎えた4戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のベストレイン特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた5戦目は、3歳戦の3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮したが、5着に終わった。

2月12日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

3月25日、中5週で迎えた7戦目は、3歳戦の3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

5月13日、中6週で迎えた8戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（東京ダート1600m 雨/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、4着に入った。

6月3日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は横山典弘騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

6月17日、中1週で迎えた10戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい8着に敗れた。

7月23日、中4週で迎えた11戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったダークモードに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

8月5日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦の3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦の3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

9月8日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

9月27日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた15戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のロッカバラードに1馬身3/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月12日、中1週で迎えた16戦目は、シクラメン賞（園田ダート1700m 晴/良）に57kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るミラモンテをクビ差だけ差し切って先頭ゴールを果たした。

4歳（2024年）

8月11日、約10か月の休養明けで迎えた17戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた18戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚が振るわず15着に終わった。

11月9日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から24kg増やして迎えた19戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚を伸ばせず16着に終わった。

12月18日、中5週で迎えた20戦目は、廣瀬航騎手を鞍上に迎えて、ノースポール賞（園田ダート1870m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

12月29日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で廣瀬航騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

5歳（2025年）

1月8日、中0週で迎えた22戦目は、大和なでしこ卵特別（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で廣瀬航騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見所を作れず11着に終わった。

1月28日、中2週で迎えた23戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、一般B4（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた24戦目は、一般B4（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮下瞳騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。