ヨシノコンドル（2002年生、母マロニエスイート）

ヨシノコンドル（2002年6月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋コンドル」。毛色は鹿毛。種牡馬のパークリージエント（当時21歳）と交配したマロニエスイートが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は畠山繁太郎。戦績は、中央平地1戦0勝、地方17戦6勝。2005年の春霞賞(地方重賞)に勝利した他、2005年のアドマイヤボス賞を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

伊藤隆志厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2004年）

7月6日、デビュー戦は五十嵐冬樹騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 雨/稍重）に出走。馬体重は452kg。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のライブリーユーをハナ差制して初勝利を挙げた。

7月20日、中1週で迎えた2戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（旭川ダート1600m 曇/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

7月29日、連闘で迎えた3戦目は、竹内仁志騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのホワイトマズル賞（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

8月16日、中2週で迎えた4戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のウィナーズチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/重）に出走。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦のふらのクリーンライス特別（旭川ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のグリーンタイホウに1馬身半の差をつけて2勝目を手中に収めた。

9月9日、連闘で迎えた6戦目は、川島洋人騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月28日、中2週で迎えた7戦目は、桜井拓章騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのタニノギムレット賞（旭川ダート1600m 晴/稍重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月7日、連闘で迎えた8戦目は、2歳地方重賞のサンライズカップ（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は川島洋人騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。3着を確保した。

10月21日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は服部茂史騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。3着に入った。

11月9日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた10戦目は、2歳G3の北海道2歳優駿（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は川島洋人騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月22日、中5週で迎えた11戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、2歳G1の全日本2歳優駿（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

3歳（2005年）

1月2日、中1週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞のブルーバードカップ（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

1月30日、中3週で迎えた13戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のセントポーリア賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

2月28日、中3週で迎えた14戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳ハンデ戦でオープンの’05サンライズチャレンジ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出し、3着に入った。

3月31日、中3週で迎えた15戦目は、3歳戦の菜の花特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るシャンハイノシマを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

4月21日、中2週で迎えた16戦目は、3歳オープンの陽春特別（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は川島洋人騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るフリートアピールを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて4勝目をつかんだ。

5月17日、中3週で迎えた17戦目は、3歳オープンのアドマイヤボス賞（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島洋人騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のテンテンに1馬身半の差をつけて5勝目を奪取した。

6月2日、中1週で迎えた18戦目は、岡島玉一騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の春霞賞（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るフリートアピールを上がり0位の末脚で半馬身差し切って破竹の4連勝を決めた。