セントオブゴールド（2017年生、母キューティゴールド）

セントオブゴールド（2017年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「黄金の香り。本馬の顔立ちと母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時15歳）と交配したキューティゴールドが14歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。主な勝ち鞍は2020年の山藤賞(1勝クラス)。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額1億円（20万×500口）で一口馬主が募集された。

木村哲也厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

8月4日、デビュー戦はM.デムーロ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は446kg。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月26日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るジューンミュゲを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2020年）

2月2日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた3戦目は、3歳1勝クラスのセントポーリア賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳1勝クラスの山藤賞（中山芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続でC.ルメール騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコスモギンガに5馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

11月29日、約7か月半の休養明けで迎えた5戦目は、3歳以上2勝クラスのオリエンタル賞（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続でC.ルメール騎手（3戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず3着に敗れた。

4歳（2021年）

1月10日、中5週で迎えた6戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの渥美特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、5着に終わった。

4月18日、約3か月半の休み明けで迎えた7戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの鹿野山特別（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、伸びてきたマイネルミュトス決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

6月5日、中6週で迎えた8戦目は、3歳以上2勝クラスの一宮特別（中京芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったタイセイシリウスにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。

8月15日、中9週で迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラスの藻岩山特別（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（4戦2勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

10月24日、中9週で迎えた10戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスのtvk賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

5歳（2022年）

1月5日、中9週で迎えた11戦目は、4歳以上2勝クラス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、抜け出したレッドライデンを差し切れず、2馬身差の2着に敗北した。

3月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、4歳以上2勝クラス（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（5戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったアステロイドベルトにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

5月29日、中9週で迎えた13戦目は、4歳以上2勝クラスの青嵐賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（6戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のサトノシャロームを3/4馬身振り切って久方ぶりに勝ち星を挙げた。

8月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの日本海ステークス（新潟芝2200m 曇/稍重）に出走。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

2023年1月7日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。