カノヤトップレディ（2005年生、母ウッドマンズシック）

カノヤトップレディ（2005年5月12日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋貴婦人」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングヘイロー（当時10歳）と交配したウッドマンズシックが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）浜本牧場。戦績は、中央平地30戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2009年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

橋口弘次郎厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

2月10日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 晴/稍重）に出走。馬体重は446kg。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

3月15日、中4週で迎えた2戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

3月30日、中1週で迎えた3戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 小雨/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、抜け出したイイデソユーズを差し切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4月19日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は上村洋行騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5月10日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（2戦0勝）。18頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入った。

5月24日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で上村洋行騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

7月19日、中7週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で上村洋行騎手（4戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

8月16日、中3週で迎えた8戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 雨/不良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線に入ると、前で粘るマルシゲテイオーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月6日、中2週で迎えた9戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に敗れた。

11月15日、中9週で迎えた10戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を繰り出し、3着に入った。

4歳（2009年）

1月17日、中8週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の豊橋特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

2月7日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の巌流島特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて17番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に敗れた。

5月16日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（5戦0勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

6月13日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（6戦0勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

7月5日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で上村洋行騎手（7戦0勝）。18頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

8月1日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のセキサンダンスインをクビ差振り切って2勝目を奪取した。

8月29日、中3週で迎えた17戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の三面川特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、4着に終わった。

9月12日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の甲東特別（阪神芝1600m 外回り雨/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（2戦2勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

5歳（2010年）

1月11日、約4か月の休み明けで迎えた19戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下の北大路特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、抜け出したレジェンドブルーを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

1月30日、中2週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の中京スポニチ賞（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

2月21日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下の木津川特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（3戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮したが、3着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上1000万下の丹波特別（阪神芝1600m 外回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（4戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず12着に敗れた。

4月25日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた23戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下の糺の森特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に敗れた。

5月8日、中1週で迎えた24戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず9着に敗れた。

5月29日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、4歳以上1000万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤勝己騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、4着に終わった。

6月19日、中2週で迎えた26戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の小豆島特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上1000万下の三宮特別（阪神芝1600m 外回り小雨/重）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に敗れた。

7月17日、中1週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の九州スポーツ杯（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（5戦2勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

8月8日、中2週で迎えた29戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の西海賞（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（6戦2勝）。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に敗れた。

6歳（2011年）

3月27日、約7か月半の休み明けで迎えた30戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（7戦2勝）。17頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず10着に終わった。