カリンバ（2014年生、母アフリカンピアノ）

カリンバ（2014年4月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「親指ピアノ。アフリカの楽器。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のルーラーシップ（当時7歳）と交配したアフリカンピアノが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2018年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額1,400万円（2.8万×500口）で一口馬主が募集された。

田中剛厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

12月17日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は410kg。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のアオイシンゴに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2017年）

2月25日、中9週で迎えた2戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に敗れた。

7月23日、約5か月の休養明けで迎えた3戦目は、3歳以上500万下の栗子特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

8月13日、中2週で迎えた4戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

10月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の柏崎特別（新潟芝1600m 外回り曇/重）に出走。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

4歳（2018年）

4月22日、約6か月の休養明けで迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の桑折特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

6月2日、中5週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

6月24日、中2週で迎えた8戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京芝1600m 晴/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

9月8日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のテンワールドレイナに2馬身の差をつけて久々に勝利を挙げた。