ティープラズマ（2013年生、母マウンテンミステリー）

ティープラズマ（2013年3月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋プラズマ」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエンパイアメーカー（当時13歳）と交配したマウンテンミステリーが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）フジワラ・ファーム。戦績は、中央平地12戦2勝、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は2017年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

藤岡健一厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2016年）

3月6日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に終わった。

6月18日、約3か月半の休み明けで迎えた2戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/重）に出走。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目立つような脚を使えず5着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で城戸義政騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアルマレイモミに1馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

7月16日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で城戸義政騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

12月10日、約5か月の休み明けで迎えた5戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、4着を確保した。

12月25日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は城戸義政騎手（3戦1勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

4歳（2017年）

1月16日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1800m 小雪/重）に出走。鞍上は2戦連続で城戸義政騎手（4戦1勝）。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、極端なスローペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に敗れた。

6月1日、約4か月半の休養明けで迎えた8戦目は、大下智騎手を鞍上に迎えて、マルチステッキ特別（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた9戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

10月21日、約4か月の休み明けで迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は城戸義政騎手（5戦1勝）。15頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のカリーニョミノルを3/4馬身振り切って久しぶりの実戦を制した。

11月11日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の福島放送賞（福島ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で城戸義政騎手（6戦2勝）。15頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、若干遅いペースでレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では目立つような脚を使えず14着に敗れた。

5歳（2018年）

3月17日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に終わった。

6月24日、約3か月半の休み明けで迎えた13戦目は、3歳以上1000万下のリボン賞（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

11月2日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた14戦目は、有年淳騎手を鞍上に迎えて、シトリン賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後はバテてしまい15着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた15戦目は、ガーネットスター賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で有年淳騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に終わった。