トーセンピュア（2003年生、母ダンシングシャタン）

トーセンピュア（2003年3月24日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋純粋な」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフサイチコンコルド（当時10歳）と交配したダンシングシャタンが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）へいはた牧場。戦績は、中央平地18戦1勝、地方20戦0勝。主な勝ち鞍は2006年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、へいはた牧場から「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、へいはた牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、キタジョファームによって315万円で落札された。

堀井雅広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

11月5日、デビュー戦は石神深一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は432kg。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

11月19日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が悪くなり17着に終わった。

3歳（2006年）

1月7日、中6週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で石神深一騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

1月14日、連闘で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で石神深一騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に終わった。

1月28日、中1週で迎えた5戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

2月12日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

3月5日、中2週で迎えた7戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

3月19日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

4月8日、中2週で迎えた9戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

4月23日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

5月14日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は石神深一騎手（4戦0勝）。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

6月25日、中5週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天賦の勝負根性でゴールまで勇戦し、4着に入った。

7月30日、中4週で迎えた13戦目は、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は石神深一騎手（5戦0勝）。18頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。5着を確保した。

9月2日、中4週で迎えた14戦目は、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（2戦0勝）。18頭立ての5番人気で17番ゲートからスタート。3着に入った。

9月24日、中2週で迎えた15戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のミヤギシンザンに1馬身1/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月1日、連闘で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は石神深一騎手（6戦0勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

4歳（2007年）

3月11日、約5か月半の休み明けで迎えた17戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/不良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では決め手に欠いて14着に終わった。

4月22日、中5週で迎えた18戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1200m 雨/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて15着に終わった。

6月3日、中5週で迎えた19戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、一般A2（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず12着に終わった。

6月17日、中1週で迎えた20戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般A2（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず10着に終わった。

7月16日、中3週で迎えた21戦目は、ホテル紫苑カップ（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた22戦目は、牝馬限定オープンのフェアリーカップ（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず8着に終わった。

8月17日、中2週で迎えた23戦目は、駒形賞（水沢ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山本聡哉騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

8月26日、連闘で迎えた24戦目は、牝馬限定地方重賞のビューチフル・ドリーマーカップ（水沢ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山本聡哉騎手（4戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

11月11日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、JA江刺牛杯（水沢ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で山本聡哉騎手（5戦0勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

12月10日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた26戦目は、大原浩司騎手を鞍上に迎えて、新穂高特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

12月18日、連闘で迎えた27戦目は、一般B2（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大原浩司騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

12月29日、中1週で迎えた28戦目は、葉牡丹賞（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で大原浩司騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

5歳（2008年）

1月8日、中0週で迎えた29戦目は、一般B4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大原浩司騎手（3戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に終わった。

1月14日、連闘で迎えた30戦目は、一般B4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大原浩司騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

1月21日、連闘で迎えた31戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、マックル賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

1月28日、連闘で迎えた32戦目は、沼沢英知騎手を鞍上に迎えて、コダヌキ2歳誕生日記念（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く4着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた33戦目は、旨い!卵かけご飯推進記念（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で沼沢英知騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に終わった。

2月25日、中1週で迎えた34戦目は、マックル賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で沼沢英知騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

3月4日、連闘で迎えた35戦目は、一般B4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で沼沢英知騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

3月10日、連闘で迎えた36戦目は、一般B5（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で沼沢英知騎手（4戦0勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

4月5日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた37戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2十六（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って7着に敗れた。

4月19日、中1週で迎えた38戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、一般C2十四（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では余力が残っておらず5着に敗れた。