インユアアームス（2005年生、母フラッシュウェーブ）

インユアアームス（2005年1月27日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「貴方の腕の中」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のファルブラヴ（当時7歳）と交配したフラッシュウェーブが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地9戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2008年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、金子真人によって2,415万円で落札された。8歳のとき、金子真人ホールディングスから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、日高大洋牧場によって325.5万円で落札された。

二ノ宮敬宇厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

9月22日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は488kg。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたデラックスヴィラ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

10月27日、中4週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたトップオブマジック決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

11月18日、中2週で迎えた3戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

12月16日、中3週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3歳（2008年）

2月24日、中9週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

8月2日、約5か月半の休み明けで迎えた6戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1800m 雨/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。敢然と端をきり、リードを2馬身以上キープして、ミドルペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい9着に敗れた。

9月6日、中4週で迎えた7戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、勝ったアドリームに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

9月21日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るシルキーワイルドを猛烈な末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月30日、中9週で迎えた9戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に敗れた。